2011年07月02日
ドイツ公演、その1
+++ようやく次の街、シュトゥットガルトにつきました。部屋でネットができる!(以下の記事は今朝書いたものです)+++
いよいよ今日が本番です。
さて、昨夕はヒューメルオフエーデン国際宗教音楽祭当日でした。
最初の海外法要ということもあり、慣れない土地での初めての公演。大変でしたが、実りあるものになりました。
そもそも、この音楽祭はどんなものなのかと言いますと、マルティン・ルターの宗教改革(パンフレットには「reformation」とあります)500年を記念して、ディケイド、つまり10年間催されるものみたいです。1517年に「95ヶ条の論題」を教会の扉に書きつけたことが、いわゆる宗教改革で、それに因み2017年までの10年間行われています。
今回、パンフレットをいただきましたが、かなりいろんな国(アフリカとか)から招聘されているみたいです。会場は5会場に分かれ、各所で行われるみたいで、基本的に一会場一日一組が出演しています。(他のを見たことがないので、何とも分かりませんが)パンフレットもなかなかカッコいいです。
当日は、朝10に会場入りして、荷物(仏具)を点検し、セッティングをします。
ステージ上で、しかも客席側に向かって法要をするというのは異例のことだし(通常は観客に背を向けてする)、そもそもがステージ上で法要するということ自体が、非常に稀なことなので、侃侃諤諤の議論が取り交わされ、配置がきまります。

(ここが会場のフェニックスシアター)
そしてその後、細かい所作の打ち合わせ。特に、今回はドイツの方に向けて行うということで、仏教の法要を全く見たことがない方ばかりです。つまり、一般的に考える「仏教法要」とは少し異なり、ややパフォーマンス的な形をとりましょう、ということになりました。
これはどういうことかというと、具体的には「合掌のスピードをゆっくりにする」とか、「頭を下げる角度を深めにする」、ホールの音響のことを考えて、木魚や鐘などの位置を考える、といった点です。
ようやく一段落したのが午後1時半ころ。そこから楽屋で軽食のサンドウィッチをいただき(しかし、量が半端ない・・・笑)、すぐに着替えて本番さながらのリハーサルに移ります。
今回の公演時間は90分。体力的にも結構大変です。リハが終わると楽屋に戻り、しばし休憩。開演は17時です。
ホールは280人くらいの小さなもので、(もっとも街自体も人口4万人くらいの小さな町ですが)しかも平日17時はまだ仕事中の時間。いったい、本当に観客がいるのかと思いきや・・・いらっしゃいました(笑)

とはいえ、パッと見30名強でしたが・・・(汗)
ともあれ、リハの成果か、全体的に緊張感もあり、またその中で厳粛さもあり(お香や線香も特別許可が下りて、通常通り火をつけました)、よき法要になったと思います。
バックスクリーンには、永平寺の風景や、修行僧の食事、或いは坐禅の写真などが映され、同時にドイツ語のナレーションとテロップが流されました。これはとてもいいことですね。
最後には、スタンディングオヴェーションをいただき(実際、それは感動的でした))無事閉幕。法要後はこの会の会長さんたちが地元の方に取り囲まれて、質問や称賛をいただいたそうです。それにしても、拍手が長い。これは称賛の表れととって良いのですかね?
公演が終わると私たちは、すぐに着替えて全員で後片付け。仏具を山のようにある段ボール箱に戻し、ホテルに戻ったのでした。
そうそう、ブログが更新できなかったのは、意外と自由時間がないことと(笑)、どうしても食事に時間がかかる(昨日も20:30~10:30くらいまで)し、法衣などの整理もしなくちゃいけないので、ゆっくりできる時間がないのです。
まぁ、もちろんこれは文化庁の助成をいただいている、いわば日本文化の一翼を担う法要でもあるので、遊んでばかりはいられないのですが(笑)
いよいよ今日が本番です。
さて、昨夕はヒューメルオフエーデン国際宗教音楽祭当日でした。
最初の海外法要ということもあり、慣れない土地での初めての公演。大変でしたが、実りあるものになりました。
そもそも、この音楽祭はどんなものなのかと言いますと、マルティン・ルターの宗教改革(パンフレットには「reformation」とあります)500年を記念して、ディケイド、つまり10年間催されるものみたいです。1517年に「95ヶ条の論題」を教会の扉に書きつけたことが、いわゆる宗教改革で、それに因み2017年までの10年間行われています。
今回、パンフレットをいただきましたが、かなりいろんな国(アフリカとか)から招聘されているみたいです。会場は5会場に分かれ、各所で行われるみたいで、基本的に一会場一日一組が出演しています。(他のを見たことがないので、何とも分かりませんが)パンフレットもなかなかカッコいいです。
当日は、朝10に会場入りして、荷物(仏具)を点検し、セッティングをします。
ステージ上で、しかも客席側に向かって法要をするというのは異例のことだし(通常は観客に背を向けてする)、そもそもがステージ上で法要するということ自体が、非常に稀なことなので、侃侃諤諤の議論が取り交わされ、配置がきまります。
(ここが会場のフェニックスシアター)
そしてその後、細かい所作の打ち合わせ。特に、今回はドイツの方に向けて行うということで、仏教の法要を全く見たことがない方ばかりです。つまり、一般的に考える「仏教法要」とは少し異なり、ややパフォーマンス的な形をとりましょう、ということになりました。
これはどういうことかというと、具体的には「合掌のスピードをゆっくりにする」とか、「頭を下げる角度を深めにする」、ホールの音響のことを考えて、木魚や鐘などの位置を考える、といった点です。
ようやく一段落したのが午後1時半ころ。そこから楽屋で軽食のサンドウィッチをいただき(しかし、量が半端ない・・・笑)、すぐに着替えて本番さながらのリハーサルに移ります。
今回の公演時間は90分。体力的にも結構大変です。リハが終わると楽屋に戻り、しばし休憩。開演は17時です。
ホールは280人くらいの小さなもので、(もっとも街自体も人口4万人くらいの小さな町ですが)しかも平日17時はまだ仕事中の時間。いったい、本当に観客がいるのかと思いきや・・・いらっしゃいました(笑)
とはいえ、パッと見30名強でしたが・・・(汗)
ともあれ、リハの成果か、全体的に緊張感もあり、またその中で厳粛さもあり(お香や線香も特別許可が下りて、通常通り火をつけました)、よき法要になったと思います。
バックスクリーンには、永平寺の風景や、修行僧の食事、或いは坐禅の写真などが映され、同時にドイツ語のナレーションとテロップが流されました。これはとてもいいことですね。
最後には、スタンディングオヴェーションをいただき(実際、それは感動的でした))無事閉幕。法要後はこの会の会長さんたちが地元の方に取り囲まれて、質問や称賛をいただいたそうです。それにしても、拍手が長い。これは称賛の表れととって良いのですかね?
公演が終わると私たちは、すぐに着替えて全員で後片付け。仏具を山のようにある段ボール箱に戻し、ホテルに戻ったのでした。
そうそう、ブログが更新できなかったのは、意外と自由時間がないことと(笑)、どうしても食事に時間がかかる(昨日も20:30~10:30くらいまで)し、法衣などの整理もしなくちゃいけないので、ゆっくりできる時間がないのです。
まぁ、もちろんこれは文化庁の助成をいただいている、いわば日本文化の一翼を担う法要でもあるので、遊んでばかりはいられないのですが(笑)
Posted by 泰明@西光寺 at 06:25
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