2011年07月12日
ドイツ総集編+小ネタ集
これにてドイツ公演の記事は最後にしようと思います。実は、体調もまだ本調子じゃないし、まだこれからお寺の事でするべきこともあるので・・・あんまりドイツ!ドイツ!ってのも何ですし(笑)スピンオフ集です。
【写真集】
今回の公演では同行されたkameno師が素晴らしい写真を撮っておられました。師は、それのみならず旅程全体のスケジューリングやドイツの方との折衝にご尽力され、はっきり申し上げまして、今回の公演の成功は師のお力によるところ甚だ多し、と思っています。本当に感謝してもしきれません。
どの写真も会場の雰囲気をよく映されていますので、どうぞご覧ください。(以下のリンクはkameno師のブログです)
1.ヴィッテンベルク(フェニックスホール)
2.シュトゥットガルト(モーツァルトホール)
3.ケルン(シュニュッツゲン美術館)
(数社の新聞にも掲載されました。内2つは記念にいただきました!)
それからさっきkamenoさんから教えていただいたんですが、ドイツのラジオ局WDRのウェブ版にも載ってます。
しかも一番下の写真は・・・泰明丸写り!!(笑)
http://www.wdr3.de/open-soundworld/aktuell.html
【ドイツの善意】
今回の公演では行く先々の地で、独日協会の方のご厚意に甘え、心より感謝する次第です。また主催者の方や会場スタッフの方、みなとてもお人柄がよく、優しく接してくださいました。
レセプションパーティーを開いてくださったり、特注和食弁当の手配(こういうことって、現地に住んでいないとできない)、現地の案内をしてくださったり。それからTシャツ。

このTシャツは、独日修好150周年を記念し、また大震災復興義援金に宛てるため、ケルン在住のとてもかわいい(との噂)ドイツ人女子学生の方お二人がデザインされたそうです。すでにかなりの数が売れ、また協会はケルンの大聖堂前でも募金活動をされたそうです。
ケルンの方言で(直訳すると)「本当の友達は、ともに立っている」と書かれています。これは”親友は決して裏切らない。どんなときでも必ずそばにいる”という意味だそうです。
また、ケルンで日本料理を営む板長さん(もちろん日本人)がベルギーに行ったとき、趣味のミニカーを買い求められたそうです。お店を後にすると、ほどなくそのミニカーショップの店長が追いかけてきて、「おまえは日本人か?」と聞くのだそうです。「そうだ」と答えると、何も言わずに100ユーロ札を握らせた、と聞きました。始めは何か気付かずにお返ししようとすると、阻まれて「義援金だ」とポツリ言われたそうです。
実際、日本にいると全く感じませんが、ドイツやヨーロッパや、いや世界中が日本を支援しようと、いろんな形であらわしてくれています。先のベルギーのお店の方もそうだし、独日協会の方もそうです。そうした話をじかに聞くと、本当に頭が下がり、また言いようのない感謝の気持ちでいっぱいになります。
また、実際にシュトゥットガルトの方と話をしていた時、原発や津波に関する情報を日本人以上にご存じで、実際シュトゥットガルト近郊(30km)の原発は2基あるうち1基は東日本大震災の影響を受けた世論により、停止を余儀なくされたそうです。(尤も会話は英語だったので、きちんと聞き取れたか不安ですが・・・)
【焦ったこと】
今回はあんまりないですねぇ・・・フランスもそうだけど、大きなお店やレストランは基本的には英語が通じるので苦労もないし(とはいえ、ヴィッテンベルクの駅でチケットを買おうと思ったら「No English!」って言われましたが)治安も良かったので、一人でぶらぶらしていても危険な目に遭う事もありませんでした。
唯一、冷や汗が出たのが、最終日は”8:00チェックアウトしてロビー集合”だったのに、起きたら7:45だったこと(笑)
【子ども】
今回、心配だったのは、「10日間も留守にするので、娘(10か月)が私のことを忘れちゃうんじゃないか」ということです(笑)
果たして緊張の再会は・・・泣きはしませんでしたが、ものすごく不思議そうな顔で私を眺めていました。ショック。
【体重】
みなさんは旅行に行くと痩せますか?太りますか?
今回は変化なしでした。でも一緒に行かれた方はご存じだと思いますが、私は朝からかなりしっかり食べまくっていました。でも、やっぱりちょっとしたこと(レストランに行くとか公演会場まで行くとか)でも歩いているし、仏具などの荷物を運んだりしていたからか、太りませんでした。ただ、体重計がどのホテルにもなかったので、すごく不安な旅だった(笑)
と言うより、帰ってきて量ったら体脂肪も8.0%と過去最少の数字だったし、逆に骨格筋率も39.6%というこれまた過去最大の数字になっていました。
実はそれなりに体のことを慮って、また今までの経験則を生かして”お肉や卵(基本的にどこに行ってもそればっかりだから)+新鮮なお野菜をたくさん”の組み合わせを心がけて、パンなどの炭水化物は少量にしてました。あとは果物も多めに。
何故だかは分かりませんが、”ご飯とお味噌汁”が大好きな泰明なのに、こんな欧米人みたいな食生活が自分にフィットする気がします。(もちろん、日本ではそんなことはしませんが。)
水道水をがばがば飲んでたり、普段はあり得ない食生活ですが、お腹を壊したり、お通じが悪くなるということもまるでなく、健康そのものでした。ありがたいことです。仏様のご加護かな。
【心を形に込めるということ】
これは、会長さんが度々言われていたフレーズです。私たちの法要は”心(気持ち)を形に込める”という事。だから「一つ一つの所作やお経を丁寧に、等閑にせずきちんと心を込めて行う。そうして表れた形が、たぶん国境を越えて人々に感動を与えるのだ。」とのお示しでした。
「心を形に込める」いい言葉ですね。奥ゆかしいというか、これが日本が誇る(そして現在の日本人が忘れている)素晴らしい文化だと思います。
【写真集】
今回の公演では同行されたkameno師が素晴らしい写真を撮っておられました。師は、それのみならず旅程全体のスケジューリングやドイツの方との折衝にご尽力され、はっきり申し上げまして、今回の公演の成功は師のお力によるところ甚だ多し、と思っています。本当に感謝してもしきれません。
どの写真も会場の雰囲気をよく映されていますので、どうぞご覧ください。(以下のリンクはkameno師のブログです)
1.ヴィッテンベルク(フェニックスホール)
2.シュトゥットガルト(モーツァルトホール)
3.ケルン(シュニュッツゲン美術館)
(数社の新聞にも掲載されました。内2つは記念にいただきました!)
それからさっきkamenoさんから教えていただいたんですが、ドイツのラジオ局WDRのウェブ版にも載ってます。
しかも一番下の写真は・・・泰明丸写り!!(笑)
http://www.wdr3.de/open-soundworld/aktuell.html
【ドイツの善意】
今回の公演では行く先々の地で、独日協会の方のご厚意に甘え、心より感謝する次第です。また主催者の方や会場スタッフの方、みなとてもお人柄がよく、優しく接してくださいました。
レセプションパーティーを開いてくださったり、特注和食弁当の手配(こういうことって、現地に住んでいないとできない)、現地の案内をしてくださったり。それからTシャツ。
このTシャツは、独日修好150周年を記念し、また大震災復興義援金に宛てるため、ケルン在住のとてもかわいい(との噂)ドイツ人女子学生の方お二人がデザインされたそうです。すでにかなりの数が売れ、また協会はケルンの大聖堂前でも募金活動をされたそうです。
ケルンの方言で(直訳すると)「本当の友達は、ともに立っている」と書かれています。これは”親友は決して裏切らない。どんなときでも必ずそばにいる”という意味だそうです。
また、ケルンで日本料理を営む板長さん(もちろん日本人)がベルギーに行ったとき、趣味のミニカーを買い求められたそうです。お店を後にすると、ほどなくそのミニカーショップの店長が追いかけてきて、「おまえは日本人か?」と聞くのだそうです。「そうだ」と答えると、何も言わずに100ユーロ札を握らせた、と聞きました。始めは何か気付かずにお返ししようとすると、阻まれて「義援金だ」とポツリ言われたそうです。
実際、日本にいると全く感じませんが、ドイツやヨーロッパや、いや世界中が日本を支援しようと、いろんな形であらわしてくれています。先のベルギーのお店の方もそうだし、独日協会の方もそうです。そうした話をじかに聞くと、本当に頭が下がり、また言いようのない感謝の気持ちでいっぱいになります。
また、実際にシュトゥットガルトの方と話をしていた時、原発や津波に関する情報を日本人以上にご存じで、実際シュトゥットガルト近郊(30km)の原発は2基あるうち1基は東日本大震災の影響を受けた世論により、停止を余儀なくされたそうです。(尤も会話は英語だったので、きちんと聞き取れたか不安ですが・・・)
【焦ったこと】
今回はあんまりないですねぇ・・・フランスもそうだけど、大きなお店やレストランは基本的には英語が通じるので苦労もないし(とはいえ、ヴィッテンベルクの駅でチケットを買おうと思ったら「No English!」って言われましたが)治安も良かったので、一人でぶらぶらしていても危険な目に遭う事もありませんでした。
唯一、冷や汗が出たのが、最終日は”8:00チェックアウトしてロビー集合”だったのに、起きたら7:45だったこと(笑)
【子ども】
今回、心配だったのは、「10日間も留守にするので、娘(10か月)が私のことを忘れちゃうんじゃないか」ということです(笑)
果たして緊張の再会は・・・泣きはしませんでしたが、ものすごく不思議そうな顔で私を眺めていました。ショック。
【体重】
みなさんは旅行に行くと痩せますか?太りますか?
今回は変化なしでした。でも一緒に行かれた方はご存じだと思いますが、私は朝からかなりしっかり食べまくっていました。でも、やっぱりちょっとしたこと(レストランに行くとか公演会場まで行くとか)でも歩いているし、仏具などの荷物を運んだりしていたからか、太りませんでした。ただ、体重計がどのホテルにもなかったので、すごく不安な旅だった(笑)
と言うより、帰ってきて量ったら体脂肪も8.0%と過去最少の数字だったし、逆に骨格筋率も39.6%というこれまた過去最大の数字になっていました。
実はそれなりに体のことを慮って、また今までの経験則を生かして”お肉や卵(基本的にどこに行ってもそればっかりだから)+新鮮なお野菜をたくさん”の組み合わせを心がけて、パンなどの炭水化物は少量にしてました。あとは果物も多めに。
何故だかは分かりませんが、”ご飯とお味噌汁”が大好きな泰明なのに、こんな欧米人みたいな食生活が自分にフィットする気がします。(もちろん、日本ではそんなことはしませんが。)
水道水をがばがば飲んでたり、普段はあり得ない食生活ですが、お腹を壊したり、お通じが悪くなるということもまるでなく、健康そのものでした。ありがたいことです。仏様のご加護かな。
【心を形に込めるということ】
これは、会長さんが度々言われていたフレーズです。私たちの法要は”心(気持ち)を形に込める”という事。だから「一つ一つの所作やお経を丁寧に、等閑にせずきちんと心を込めて行う。そうして表れた形が、たぶん国境を越えて人々に感動を与えるのだ。」とのお示しでした。
「心を形に込める」いい言葉ですね。奥ゆかしいというか、これが日本が誇る(そして現在の日本人が忘れている)素晴らしい文化だと思います。
Posted by 泰明@西光寺 at 17:59
Comments(2)
Comments(2)
この記事へのコメント
体調、はやく戻るといいですね☆
どの写真も素敵ですね!
写真を見て、
わ!
お坊さんがいっぱい!!
と思ったのは言うまでもないです(笑
“ドイツの善意”、読んでるだけで
すごくありがたい、という気持ちになります(^o^)
“焦ったこと”と“こども”
思わず吹いちゃいました(笑
でも僕は、8時30分には家を出ないと授業に間に合わないのに
いつも8時とかに起きてます(汗
早起きできるのは稀ですね、稀←
旅行に行っても変化なしってうらやましいです。。。
僕の場合、普段のご飯の量<旅行のときのご飯の量
なので、旅行に行くと必ず、ちょいちょい太ります。
「心を形に込める」かぁ……
素敵です。
どの写真も素敵ですね!
写真を見て、
わ!
お坊さんがいっぱい!!
と思ったのは言うまでもないです(笑
“ドイツの善意”、読んでるだけで
すごくありがたい、という気持ちになります(^o^)
“焦ったこと”と“こども”
思わず吹いちゃいました(笑
でも僕は、8時30分には家を出ないと授業に間に合わないのに
いつも8時とかに起きてます(汗
早起きできるのは稀ですね、稀←
旅行に行っても変化なしってうらやましいです。。。
僕の場合、普段のご飯の量<旅行のときのご飯の量
なので、旅行に行くと必ず、ちょいちょい太ります。
「心を形に込める」かぁ……
素敵です。
Posted by 志穏 at 2011年07月12日 18:53
>志穏さん
コメントありがとうございます。
日本にいては本当に分からないのですが、ドイツの方の日本に対する気持ちってものすごく大きいものがあります。それを肌で感じ取れただけでも、私にとって大きな心の糧です。
旅行に行くと、私もだいたい太りますが(笑)、今回は気を付けていたということと、ここだけの話、ヨーロッパが肌に合っているような気がします(笑)フランスも(この時は16日間)そうだったし、今回のドイツも食事・気候・文化などなど自分に合っているかな、と。
いつも海外に行くと、「早く日本に帰りたい」と思うのですが、この2か国はあんまりそうは思えなかったくらいですから(笑)
コメントありがとうございます。
日本にいては本当に分からないのですが、ドイツの方の日本に対する気持ちってものすごく大きいものがあります。それを肌で感じ取れただけでも、私にとって大きな心の糧です。
旅行に行くと、私もだいたい太りますが(笑)、今回は気を付けていたということと、ここだけの話、ヨーロッパが肌に合っているような気がします(笑)フランスも(この時は16日間)そうだったし、今回のドイツも食事・気候・文化などなど自分に合っているかな、と。
いつも海外に行くと、「早く日本に帰りたい」と思うのですが、この2か国はあんまりそうは思えなかったくらいですから(笑)
Posted by 泰明@西光寺 at 2011年07月13日 09:25