2011年04月20日
若手僧侶の集い
昨日は夕刻より、曹洞宗青年会の総会が西光寺(うち)で行われました。
この青年会というのは、正式には『東三河曹洞宗青年会』と言い、この”どすごいエリア”の40歳以下の若手僧侶で構成される会で、会員は60名ほど。
今日の会議は45名ほど参加しました。

今日は総会という事で、事業報告・予算・決算など様々な議題があがったのですが、特には矢張り震災の関係です。
4月25日(月)出発で、この会より10名程度のメンバーを募って東北地方へ炊き出しボランティアへ行くことが決まりました。ハソリなどの器材は当会所有のものがあるそうで、それを積み込んで伊達市(福島)へ。伊達市には全国曹洞宗青年会の会長さんのお寺があるそうで、そこをベースキャンプとして炊き出しを行う予定。
そのお寺には現在、全国曹洞宗青年会の役員が常駐しているので、彼らのコーディネイトでボランティア先を決めるそうです。
私は残念ながら、その当日から大本山永平寺の法要に参加する予定になっているので、ボランティアは行けませんが、何かしらの後方支援をするつもりです。それに、当会では長期的な支援を考えて、この会議で新たに”ボランティア委員会”という部会を設立して支援を続けていくことになりました。最終的には全員が何かしらの形で携われたら、という話が出ました。
また、この決定に先立ち、1人の会員が石巻市へ行かれました。その時のお話を聞きました。
4月5日~8日の日程で、師(その会員)は修行仲間のお寺を頼ってボランティアへ行かれたそうです。
初日は移動のみ。翌日は他の地区の青年会と協力してお寺の片づけ作業(主には本堂の畳を出したりとか)に従事されました。その次の日は、読経(葬儀)のボランティアがあったそうです。サッカー場であったところの芝生を全部掘り返して、土葬ができるように溝を掘り、そこには何十というお棺が並べられ、そこで読経をされたそうです。その惨状、悲しみと相まって、涙が込み上げて『般若心経』を読む声も途切れ途切れになってしまった、と師は話されていました。本当に胸が詰まるような思いがしました。
師が撮影された写真も拝見しましたが、やはりテレビで映すものとは違った角度から、その状況には目を覆いたくなるものでした。
しかしながら、会員それぞれが、震災支援に向けそれぞれにできること、できうるであろうアイディアを出し合って支援に向けて動き出していることがハッキリと感じられ、内容の充実した会議になりました。せっかくご縁をいただいて、こうして集まっている若手僧侶が、これからも社会に向けて活動できることは有り難いことですし、これに甘んじることなく互いに研鑽していきたいものです。
この青年会というのは、正式には『東三河曹洞宗青年会』と言い、この”どすごいエリア”の40歳以下の若手僧侶で構成される会で、会員は60名ほど。
今日の会議は45名ほど参加しました。

今日は総会という事で、事業報告・予算・決算など様々な議題があがったのですが、特には矢張り震災の関係です。
4月25日(月)出発で、この会より10名程度のメンバーを募って東北地方へ炊き出しボランティアへ行くことが決まりました。ハソリなどの器材は当会所有のものがあるそうで、それを積み込んで伊達市(福島)へ。伊達市には全国曹洞宗青年会の会長さんのお寺があるそうで、そこをベースキャンプとして炊き出しを行う予定。
そのお寺には現在、全国曹洞宗青年会の役員が常駐しているので、彼らのコーディネイトでボランティア先を決めるそうです。
私は残念ながら、その当日から大本山永平寺の法要に参加する予定になっているので、ボランティアは行けませんが、何かしらの後方支援をするつもりです。それに、当会では長期的な支援を考えて、この会議で新たに”ボランティア委員会”という部会を設立して支援を続けていくことになりました。最終的には全員が何かしらの形で携われたら、という話が出ました。
また、この決定に先立ち、1人の会員が石巻市へ行かれました。その時のお話を聞きました。
4月5日~8日の日程で、師(その会員)は修行仲間のお寺を頼ってボランティアへ行かれたそうです。
初日は移動のみ。翌日は他の地区の青年会と協力してお寺の片づけ作業(主には本堂の畳を出したりとか)に従事されました。その次の日は、読経(葬儀)のボランティアがあったそうです。サッカー場であったところの芝生を全部掘り返して、土葬ができるように溝を掘り、そこには何十というお棺が並べられ、そこで読経をされたそうです。その惨状、悲しみと相まって、涙が込み上げて『般若心経』を読む声も途切れ途切れになってしまった、と師は話されていました。本当に胸が詰まるような思いがしました。
師が撮影された写真も拝見しましたが、やはりテレビで映すものとは違った角度から、その状況には目を覆いたくなるものでした。
しかしながら、会員それぞれが、震災支援に向けそれぞれにできること、できうるであろうアイディアを出し合って支援に向けて動き出していることがハッキリと感じられ、内容の充実した会議になりました。せっかくご縁をいただいて、こうして集まっている若手僧侶が、これからも社会に向けて活動できることは有り難いことですし、これに甘んじることなく互いに研鑽していきたいものです。