2011年07月13日

ところかわればおぼんもかわる

今日は浜松方面へお盆のお経に行ってきました。

え?お盆が7月?と思われる方が多いと思います(豊橋在住の方は)
私の知る限り、東京や神奈川、静岡の一部では旧盆とよばれる7月のお盆が多いようです。

さて、そのうち1軒のお檀家さんは、お初盆(おはつぼん。新盆とも。四十九日を終えて初めて迎えるお盆のこと)でした。

話には聞いていましたが、浜松や天竜あたりのお初盆はド派手。
お葬式の時のような祭壇を自宅に飾りつけ、盛大に行うそうです。私も、実はまだ1回しか見たことがありませんでした。
ところかわればおぼんもかわる
(↑こんなかんじ。写真は他のサイトから借りてきちゃいました。)

基本的に、親族が午前中に集い、お経をあげてもらい、夕方から組の方や町内の方が何軒もはしごしてお参りに回るそうです。そのお檀家さん曰く「夕方は蟻が動き回っているみたい」(喪服を着ているので)「渋滞が酷い」とのこと。

何故こんな風に祭壇を飾りつけてご供養するのか、その由来はお施主さんもご存じないようでしたが、ともあれ、お初盆は故人様を初めて”お迎えする”お盆です。もちろん、西光寺も、他のお寺さんもお初盆は丁寧にご供養をします。言わずもがなですが、これは亡くされた悲しみを癒し、お盆と言う”帰ってくる期間”を定めることで、故人や先祖との絆を認識し、そしてあらためて自分が生きている、生かされていることを確認するわけです。

浜松の方は暑い中大変でしょうが、「くだらない」「意味ない」などと思わずに、ぜひお参りいただければ、有り難くおもいます。それはご供養と言うことのみならず、伝統や風習を受け継ぐという事でもあり、そしてそれが”今ここで確かに生きていくということ”なのですから。

タグ :浜松お盆

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Posted by 泰明@西光寺 at 13:47
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