2011年12月05日
種を蒔く人 -1-
先週の土日と、両親が親戚の結婚式のため上京しており、自然とすべき事が増えてしまって(と言ってもそんなにないですが・・・笑)ブログも更新できませんでした。
金曜の夜は豊橋教会へ陣内大蔵さんのライブ。そして土曜日の夜は、地元大手町の青年会(?)である「大手クラブ」の忘年会へ。この忘年会が非常に楽しくて、また考えさせられるモノでしたので、別の機会にしたためてみようと思います。
土曜日は法事の後に、手紙を書いていました。どんな手紙かと申しますと、新たに西光寺護持会(お檀家さんの会)の役員さんになっていただきたい方へ宛てた、お願い状(依頼文)です。
いつも通り、パソコンで打っても良かったのですが、何となく“とても大事なことをお願いするのだから”という気持ちもあり、やっぱり手書きにしました。久しぶりに緊張して書いたので肩がこってしまった(笑)でも、上手い下手ではなくて、これは気持ちの問題ですので(言い訳か・・・)、時間をかけて、そして心を込めて書いたつもりです。
お願い状の他にも、護持会の規約や役員名簿など、新役員さん(候補者)が護持会についてご理解頂けるように、種々の資料も印刷。こんな事をしているだけで、なんやかやとたっぷり半日が過ぎ去っていくのでした。
翌日、日曜日は法事をして、午後から新役員さん(の候補者)の所へお願いに上がりました。本当はアポを取ってからすべきでしょうが、何分にも差し迫っていたので・・・。すみません!それでも20名ほどの方にご挨拶とお願いに上がりました。終わったら日が暮れていました。
ところで、「なぜ今になって役員さんを増やしているのか」と不思議に思われるかもしれません。
明確なヴィジョンがあるわけではないのですが、端的に言えば、現在の役員の人数では、正直お寺の規模や護持会がするべき業務を考えると人数が少ないのです。
それから、今後は檀家さん達がより多くお寺によって頂けて、なおかつ、いろんな活動、(例えば写経会とか坐禅会、或いは精進料理教室とか、お経を読む会)を実施しようとしているのですが、そうした事を行うにも、やはり足りないと思う。
私が思っている西光寺のあるべき姿というのは、理想論と言われようとも、檀家さんがいろんな形で仏教にふれていられるお寺。それはつまり、葬儀や法事はもちろんのこと、上記のような様々な活動を通して、檀家さんとお寺(僧侶)のみならず、檀家さん同士が交流を持って、繋がっていくようなお寺です。現在では、まったく実現できていない。
ただ、しかし単純に「イベントを増やそう」ということではありません。イベントも良いかもしれないですが、所詮は一過性のモノ。ブームになれば尚更。杉の葉のように、一瞬で燃え上がりますが、あとはすぐに灰になってしまう。
そうではなくて、どちらかというと「いろんな立場の人々が、バラバラだけど集まってきてくれてバランスのとれているお寺」ということです。
(何となく次回につづきます)