2012年03月27日
続“リア充”の日々
皆さんこんにちは。またまた日が空いてしまいました。全く、有り難い事に結構いろんな事があった一週間でした。さて、いつものようにフラッシュバック。
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・・・前回どこまで書いたかも忘れてしまいました。とりあえず、お彼岸でしたね。西光寺では、彼岸の入り(春分の日の3日前)にお寺の本堂で彼岸のご供養をします。そして、同様に、他のお寺でも行われ、近くのお寺へ随喜(=法要の参列)に、とお彼岸は慌ただしい。
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そして先週末は、永平寺の同期の結婚式で加古川へ。神戸にて一泊し、北海道から同じく参列する同期と邂逅。この夜は“永平寺の在り方”や、“信仰とは?”、或いは“僧侶の法話と檀信徒との距離”、みたいな幾分堅めの話しに終始していました。こういう風に、真面目な話しができる友がいるのも、また有り難い事です。
そして、翌日は仏前結婚式に参列。ただ参列するだけではなく、結婚式自体のお手伝いもさせていただきました。
実は、このお寺、前永平寺の住職、宮崎禅師が出られたお寺なのです。故禅師さまが、このお寺で出家され、修行なされたかと思うと、しみじみこの法縁に感謝するのでした。まこと、風情のある、良いお寺でした。
で、ここから大変だったのですが、実は披露宴で余興を頼まれていまして、ギター演奏を。しかも歌つきで。結局、さんざん選曲に頭を悩ませたあげく、中島みゆきの「糸」を熱唱(笑)してきました。終わった瞬間に胃が痛くなった・・・。緊張した~~~~~~~~~!泰明はホントに小心者です。
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同じく、先週末にお檀家さんの娘さんがご結婚なさると言うことで、僅かばかりの品をお送りいたしました。その時に少し手紙をしたためてみました。
(以下、お手紙を転載)
「・・・いきなりお寺からお祝をされて、戸惑われているかもしれません。「お寺は、葬式や供養をする所、だからお坊さんから結婚のお祝いをされるなんて縁起でもない!」と感じられるかもしれません。しかし、本来の仏教は葬儀や供養ばかりではなく、生きている人が安らかに、幸せになるための教えなのです。
現代でも、スリランカなどの仏教国では、結婚式の前夜に私たちのようなお坊さんを家に招き、新郎新婦は仏教の教えを聞き、祝福を受けるそうです。
古いお経の一節、例えば・・・
『最上の幸福とは・・・
父母につかえること、妻子を愛し、守ること---これが幸せである。
尊敬すべき人々(=先生や目上の人)を尊敬すること---これが幸せである。
悪をやめ、悪を離れ、良き行いを積むこと---これが幸せである。』
とても簡単なことですが、行うのは難しいことです。でもだからこそ、二人で力を合わせ、支え合い、この教えを守って、これからの人生をしっかりと歩んでいってください。
お二人の末永い幸せを、心よりお祈り申し上げます。・・・」
自分が書いた手紙をアップするなんて・・・とは思いますが、それでもこうした内容って普段のお寺との付き合いでは、みなさん知り得ないでしょうから、敢えてアップさせて貰いました。
それにしても、花嫁さん、とても綺麗でした!どうぞお幸せに!!
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師匠(父)から頼まれていた、曹洞宗に提出する書類を完遂。ちょっと複雑な書類だったので、作成に手こずりましたが、頼れる先輩に伺ったりして、何とか完成。役員さんにも承認をいただき、昨日提出してきました。
お寺の坊主、と聞くと、とにかく「お経を読んでお金を持っていく」としか考えない方が多くいらっしゃいますが、実際はかなり違うものです。
こうした書類、曹洞宗に提出書類もありますし、そもそも日本の宗教施設は、等しく「宗教法人法」に則って運営されなければなりません。これはお寺は勿論、神社も教会も等しく適応されるルールです。
当然、法人なので、法務局の登記などの書類もあるし、県庁に毎年提出する書類や税に関する書類も当然あります。
ですから、お経だけ読んで・・・というのは、非常にステレオタイプな、しかも実際間違った僧侶像なんですね。
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4月26日(木)に西光寺の本堂で行われる「太極拳講座」、じわじわと席が埋まってきました!!現在38名!あと一ヶ月ありますので、私の予想通り、満席になる(かも!?)とにかく、講師さん(お檀家さん)もすてきな方だし、内容も優しくて為になるように練っていますので、どうぞご期待下さい!
ちなみに、開講式がわりに般若心経をお唱えしようと思います。お唱えの前に、このお経の意味もご説明するつもりです。この解説も、なるべく面白くなる工夫をしていますので、どうぞご期待下さい!