2012年05月04日
”かかりつけの僧侶”、いりますか?
うちの母、けっこう『通販生活』が好きで、(モノは高いのでたくさん買えないが)定期購読しています。
今号、「これ読んでみりん」と手渡されたページ、好評コラム「舞台裏座談会」シリーズ、題して『新世代僧侶の巻』でした。
葬式や法事だけに囚われない、新しい形の活動をされている現役僧侶4名が集まっての座談会。
一ページ目の見出しには
「普段から、人の生き死にや悩みを相談する、”かかりつけ僧侶”のような関係になれたらと思うんです。」とあります。
ホント、そうだよなぁ、と頷きつつ、ページをめくると・・・おぉ、面白そうな座談会のメンバー。
釈徹宗さんに、三浦明利さん、そして彼岸寺の松本さんに青江さん。
奇しくも、全員浄土真宗。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
釈先生は、何冊も本をお書きになられ、たしか内田樹先生とも共著があるはず。拝読したことはないですが、非常にわかりやすい喩えで仏教を解説されると耳にしたことがあります。
そして三浦さんは尼僧さん。しかもシンガーソングライターという顔もお持ちです。
チーム彼岸寺は松本さんに青江さん。青江さん、いい顔で写っています(笑)
座談会の内容、とても分かりやすくて面白いのですが、結構な文章量なので、泰明が”これは”と思った箇所を抜粋します。

以下、『通販生活』(2012夏号)より
++++++++++++
(僧侶の給料について。法人税がかからないのは「宗教活動」のみなので、僧侶個人の給金には所得税がかかる。お賽銭や御布施も、すべて宗教法人に入れなければならない、などの話が出た折に)
松本師「住職には宗教者としての顔以外に、宗教法人の代表という一面もありますからね」
+++
(松本さんから、地域や宗派、都市部や田舎、お寺の規模の大小など、さまざまな軸を持つお寺に対して「現在お寺の運営モデル」を研究している、という話を受け・・・)
釈師「それは面白い。僕はね、『お坊さんこそお寺へ行け』とよく言っているんです。よそのお寺へ行けば、ものすごいヒントがある。特性に合った活動をすればお寺が面白くなるのは間違いないので、その特性をいかに見分けるかは重要なポイントです。」
+++
松本師「お坊さんの仕事って、悩んでいる人に自分の得意分野で寄り添っていくことだと思うんです。」
+++
司会:東日本大震災が起きて以降、被災地で活動される僧侶の方々が注目を集めました。
釈師「各地域の寺院が、様々な活動のコネクターとなりました。宗派に関係なく、さらにはキリスト教やNGOなども受け入れて、お寺がボランティアや避難所の拠点となったのが特徴的ですね。」
+++
(1ページ目の「普段から、人の生き死にや悩みを相談する、”かかりつけ僧侶”のような関係になれたらと思うんです」の発言に続けて)
釈師「お寺は葬式のときだけ利用しようとすると割高になりますが、普段から使っていれば、かなりお安くなるんじゃないでしょうか(笑)」
松本師「よく葬儀での御布施が高いと言われますが、あれは本来、お寺との生涯に渡っての親密なおつきあいを前提としているものでしょう。」
釈師「葬式だけじゃなく、医療や教育など世の中全体が、支払ったお金に見合ったサービスを求める「消費者体質」になっていますからね。」
釈師「お坊さんも、葬式という”点”だけで関わってもなかなか寄り添えない。そうではなく、喜びや悲しみなど、その人の人生に”線”で関わることができれば、お葬式もいいものになるんじゃないですかね。」
++++++++++++
なかなか面白い座談会でした。釈徹宗師のお話は簡潔でよどみない。頷くことばかりでした。
余談ですが、この座談会に参加された各僧侶の紹介写真に、私の後頭部も写っていました(笑)光明寺で行われたセミナー時のものです。
実は今号の『通販生活』はこの座談会も面白かったのですが、もう一つ、興味深い記事を発見しました。またの機会に。
今号、「これ読んでみりん」と手渡されたページ、好評コラム「舞台裏座談会」シリーズ、題して『新世代僧侶の巻』でした。
葬式や法事だけに囚われない、新しい形の活動をされている現役僧侶4名が集まっての座談会。
一ページ目の見出しには
「普段から、人の生き死にや悩みを相談する、”かかりつけ僧侶”のような関係になれたらと思うんです。」とあります。
ホント、そうだよなぁ、と頷きつつ、ページをめくると・・・おぉ、面白そうな座談会のメンバー。
釈徹宗さんに、三浦明利さん、そして彼岸寺の松本さんに青江さん。
奇しくも、全員浄土真宗。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
釈先生は、何冊も本をお書きになられ、たしか内田樹先生とも共著があるはず。拝読したことはないですが、非常にわかりやすい喩えで仏教を解説されると耳にしたことがあります。
そして三浦さんは尼僧さん。しかもシンガーソングライターという顔もお持ちです。
チーム彼岸寺は松本さんに青江さん。青江さん、いい顔で写っています(笑)
座談会の内容、とても分かりやすくて面白いのですが、結構な文章量なので、泰明が”これは”と思った箇所を抜粋します。

以下、『通販生活』(2012夏号)より
++++++++++++
(僧侶の給料について。法人税がかからないのは「宗教活動」のみなので、僧侶個人の給金には所得税がかかる。お賽銭や御布施も、すべて宗教法人に入れなければならない、などの話が出た折に)
松本師「住職には宗教者としての顔以外に、宗教法人の代表という一面もありますからね」
+++
(松本さんから、地域や宗派、都市部や田舎、お寺の規模の大小など、さまざまな軸を持つお寺に対して「現在お寺の運営モデル」を研究している、という話を受け・・・)
釈師「それは面白い。僕はね、『お坊さんこそお寺へ行け』とよく言っているんです。よそのお寺へ行けば、ものすごいヒントがある。特性に合った活動をすればお寺が面白くなるのは間違いないので、その特性をいかに見分けるかは重要なポイントです。」
+++
松本師「お坊さんの仕事って、悩んでいる人に自分の得意分野で寄り添っていくことだと思うんです。」
+++
司会:東日本大震災が起きて以降、被災地で活動される僧侶の方々が注目を集めました。
釈師「各地域の寺院が、様々な活動のコネクターとなりました。宗派に関係なく、さらにはキリスト教やNGOなども受け入れて、お寺がボランティアや避難所の拠点となったのが特徴的ですね。」
+++
(1ページ目の「普段から、人の生き死にや悩みを相談する、”かかりつけ僧侶”のような関係になれたらと思うんです」の発言に続けて)
釈師「お寺は葬式のときだけ利用しようとすると割高になりますが、普段から使っていれば、かなりお安くなるんじゃないでしょうか(笑)」
松本師「よく葬儀での御布施が高いと言われますが、あれは本来、お寺との生涯に渡っての親密なおつきあいを前提としているものでしょう。」
釈師「葬式だけじゃなく、医療や教育など世の中全体が、支払ったお金に見合ったサービスを求める「消費者体質」になっていますからね。」
釈師「お坊さんも、葬式という”点”だけで関わってもなかなか寄り添えない。そうではなく、喜びや悲しみなど、その人の人生に”線”で関わることができれば、お葬式もいいものになるんじゃないですかね。」
++++++++++++
なかなか面白い座談会でした。釈徹宗師のお話は簡潔でよどみない。頷くことばかりでした。
余談ですが、この座談会に参加された各僧侶の紹介写真に、私の後頭部も写っていました(笑)光明寺で行われたセミナー時のものです。
実は今号の『通販生活』はこの座談会も面白かったのですが、もう一つ、興味深い記事を発見しました。またの機会に。
この記事へのコメント
かかりつけの僧侶…なるほどなと。
身近な存在として接してもらってもいいんだと、そのように考えればよいんですね。
身近な存在として接してもらってもいいんだと、そのように考えればよいんですね。
Posted by EMG at 2012年05月07日 10:30
>EMGさま
コメントありがとうございます!
そうです、仰るとおりです。
と、申しますか、本来的には”身近な存在”だったのです。
どうしてそうじゃなくなったのかを話すと膨大な話になるのですが、ともあれ、私自身は身近な存在として接して欲しいと思っているし、実際そうあったからこそ、仏教が日本に根付いたんだと思います。
コメントありがとうございます!
そうです、仰るとおりです。
と、申しますか、本来的には”身近な存在”だったのです。
どうしてそうじゃなくなったのかを話すと膨大な話になるのですが、ともあれ、私自身は身近な存在として接して欲しいと思っているし、実際そうあったからこそ、仏教が日本に根付いたんだと思います。
Posted by 泰明@西光寺 at 2012年05月07日 14:10