2011年02月04日

だ~~い はんにゃ~~~~~~

昨日は節分でしたね。みなさん、お豆まきましたか?

西光寺は毎年、節分の午後6時からお経を読みます。まぁこれは言ってみれば家族の恒例行事のようなもので、このおつとめが終わった後、お豆をまきます。

そして今日は立春。
西光寺では年間行事として、毎年この日に『大般若祈祷会』(だいはんにゃきとうえ、と読みます)をおつとめします。これは『大般若経』というお経の功徳で、檀家さんの今年一年の無事、家内安全、ご健康をお祈りする行事です。文献によれば、古く703年頃より、正月の宮中行事として始まったそうです。

だ~~い はんにゃ~~~~~~

大般若経というのは、西遊記でご存じの三蔵法師=玄奘 が翻訳された経典で、何と!600巻もあります。ちなみに、このお経のエッセンスと言われているのが、有名な『般若心経』です。


今日は、午前10時より、西光寺で行われました。(だから昨日は準備やら何やらでバタバタ・・・)

だ~~い はんにゃ~~~~~~

↑これ、見たことありますか?
転読(てんどく)といって、お経を「南京玉簾」みたいにパラパラパラっとめくるんです。これはお経を読むことと同じ功徳があると言われています。簡単そうに見えますが、意外に難しい(笑)気を抜くと、バラっと落としてしまいます。


今日は数日前までの冷え込みと打って変わって、風も穏やかで暖かい日になりましたね。
だからなのか、ものすごい大勢のお檀家さんにお越しいただき、本当にありがたかったです。本堂に入りきれず、外でお待ちいただいたお檀家様もいらっしゃって・・・(汗)昨日よりは暖かいとは言え、寒い思いをさせてしまって申し訳ありません。

本当にありがとうございました。


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Posted by 泰明@西光寺 at 16:21
Comments(2)お寺のこと
この記事へのコメント
いろんな行事があるんですね・・・
全く何も知らない自分は恥ずかしいです。
お寺にはお袋の墓参り、後はお盆とお正月、
お盆前はお寺さんがお経をあげにきてくれる・・・
それ位しか自分では思いつきません。
こんな事を言ってはいけないのかもしれませんが、
お盆、お正月にお寺にお札やお布施(?)を納めに行きます。
檀家の偉い人たち(?)が受付けをしてしてくれています。
人生の大先輩方と違い我々若増は何年たっても勝手がわかりません。
失礼を承知で書いてしまいますが、お寺さんと偉い(?)檀家さん、と
我々のようないち檀家との間に大きな壁があるような気がしてなりません。
人とのお付き合いなので自分から入っていかなければいけない事は
わかっておりますがなかなか入っていけない雰囲気もたしかにあります。
まぁ、自分の性格上の問題と言えばそれまでなんですが・・・
Posted by お仏壇の分解クリーニング 夢助工房 at 2011年02月04日 22:35
>夢助工房さん

こんにちは。今日はあたたかくて過ごしやすいですね。

コメント、ありがとうございます。なかなか考えさせられるご意見を頂戴しました。

そうですね。一般の方にとっては、お盆やお彼岸、暮れのお墓参りくらいが、お寺との接点ですよね。確かにその通りです。でも今度また詳しく書きたいと思いますが、お寺って、そういう「先祖供養」ばっかりやっているわけではありません。

昨日の『大般若祈祷会』は「みなさんの幸せをお祈りする」儀式ですし、お寺によってはもっとさまざまなイベントを(例えば、落語の会とか)されています。

こうしたことが、一般の方には伝わりにくいんですよね。
夢助工房さんの言われるように「大きな壁」を感じられるのは、ごく自然なお気持ちだと思います。しかし、これはお寺も悪いのです。

確かに、信心深い人もいれば、(こう言ってはなんですが)そうでない方もいらっしゃいます。でも、みんな檀家さんなんですよね。だから、みんなで一緒にお寺を盛り上げていったり、また一緒に考えていけたらと、私は思います。

自然と「お寺」が身近に感じられて、改めて「お寺に行ってみようか」という気持ちになっていただけると、とてもうれしいです。(無理に行くことはないですよ…笑)
そうしないと、いつまで経っても「壁」はなくならないと思いますし・・・。

実は、そうしたこともあって、私はこのブログを始めました。ブログって、そうした垣根を少しでも低く、場合によってはなくせると思いますし、こうして夢助工房さんがコメントくださることによって、私たち僧侶も考えていけます。そういう意味では、正直なお気持ちをぶつけてもらった方がありがたいんです。

長々と申し訳ございません。これからもどうぞよろしくお願いします。
Posted by 泰明@西光寺泰明@西光寺 at 2011年02月05日 14:41
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