2011年03月05日

桃の節句(長女初節句)

一昨日は桃の節句でしたね。

うちは今年初節句!
なので、子どもの無病息災を祈って両家揃って食事会に行ってきました。ちょうど6ヶ月を迎えて、ちょうどいいので離乳食をこの日にスタートさせました。(今の炊飯器って「おかゆモード」があるんですね。便利です)

本当にありがたいことなのですが、妻とは同じ中学校の同級生同士。なので、実家も近く、何かと行き来できて、更には向こうのご両親も実の子のように親しく接してくださり、本当にありがたいことです。(このブログも毎日読んでくださっています。・・・ちょっと恥ずかしい気も・・・icon10

ということで、両家から近くて、どっか良いお店ないかな~と思っていたら・・・ありました、ありました。瓦町のトランキリテ・ドゥ・レスプリ、なんとご好意で貸切です(定員8名のため)

一応解説しておきますと、柱町のamondansにいらっしゃったソムリエさん(有名ですね)が独立してご自分のお店を持たれたのがここ。だからサービスも料理も(皿洗いもって言ってました)すべてお一人でされています。
桃の節句(長女初節句)
桃の節句(長女初節句)
桃の節句(長女初節句)
桃の節句(長女初節句)
とってもおいしくいただきました。こんなご馳走いただいたら・・・ダイエットしなきゃ(汗)

何はともあれ、こうして両家そろって食事ができることは、本当に幸せなことですし、子供にとっても「健やかな成長を願われて」大きくなるのは人間として非常に大事なこと。私たち新米夫婦にとっても「見守ってくれる方々がいる」というのはこれ以上ない安心と心強さを感じます。

そうそう、私の先輩(曹洞宗の僧侶です)がブログにこんなことを書かれていました。(全文はコチラ

子供の災厄を払い、健康・健全に育つことを願って行う行事ですから、「非科学的だ」と決めつけずに、伝統行事だとめんどくさがらずに、キチッと行いましょう。これら伝統行事は、ただ漠然と続く日常に、行事を経過させることで、質的な濃淡を付けることが目的なのです。「祭り」も同様ですが、やはり濃淡のない日常を漠然と過ごすのは、人間として辛いものがあります。さらに、自らの思いだけで濃淡は付きません。具体的に行うことが肝心なのです。


本当にその通りだと思います。「具体的に行うこと」って現代では「気持ちがあれば」が、先行して後回しになってしまっているような気がします。極端な話、なぜ道元禅師が食事や坐禅や洗面の作法にあれほどまで心血を注がれ、微に入った文をお書きになられたのか、それは「具体的に行うこと」が何にも増して重要だ、ということをお示しだったのではないかと思います。

ま、これ以上道元禅師について書くと、ボロがたくさん出そうですので(汗)、この辺でやめときます。
桃の節句(長女初節句)
最後に、この場をお借りして、妻のご両親、ご家族様に御礼申し上げます。


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Posted by 泰明@西光寺 at 20:11
Comments(5)豊橋の民
この記事へのコメント
直接、この文章に関係ないかもしれませんが、「なぜ道元禅師が食事や坐禅や洗面の作法にあれほどまで心血を注がれ、微に入った文をお書きになられたのか~」を読んで、ふと思い出した言葉があります。

 1976年にパリで客死した森有正(もり ありまさ)という哲学者がいます(この人はかなり変わったクリスチャンです)。彼がこんなことを言っています。「茶碗一つ正しく洗えない人間がむつかしいことを論じても僕は信じないのである。上手、下手の問題ではない。正しいか正しくないかの問題である。更に問題は、それがどこまで深まるか、という問題である。そこに本当の意味で、思想、文芸の世界が開けてくる。人生、宗教の意味が問われるようになる。」

 道元禅師については不勉強ですが、泰明さんの文章から森のたたずまいを想起しました。心の中で思っていたり、学者顔負けに論じても、肝心なのは「行為」、具体化することだと思います。
Posted by ヒソカ at 2011年03月05日 20:51
写真がすばらしいですね!
「トランキリテ・ドゥ・レスプリ」・・・こちらのお店はかなり気になっています。
昨夜 仕事でこの通りを通ったのですが、夜だと分かりづらいのかお店の正確な場所を見つけ出せませんでした。

PS、以前こちらで紹介されていた南直哉 氏の「語る禅僧」と末木文美士 氏の「日本仏教史」を購入してみました。
Posted by EMGEMG at 2011年03月05日 22:52
遅くなってしまい、まことに申し訳ございません!

>ヒソカさん

森有正!昨年、NHKでちょっとした特集をやっていた気がします。番組の途中から見たうえ、それまで彼の名前や著作を目にしたことがなかったので、何とも言えませんが、その時たしか「変わってる。でも非常に日本的な思想だなぁ」と思ったことを覚えています。クリスチャンだったのですね、二重の驚きです!


>EMGさま

お褒めの言葉を賜り、恐縮です。ありがとうございます。
カメラは今まで全く興味がなかったのですが、長女の出産を機に、ちょっといいカメラを買ってしまいました・・・。通称「親バカメラ」といいます(笑)

トランキリテは、国一側から入ることはできません。なので、入り口を見つけるのに一苦労ですよね(涙)ホームページの写真が参考になります。ちなみに、お店の入り口自体も・・・いや、やめておきます。それも楽しみの内ということで(笑)
おすすめのお店です。

それから、本をお買い求めいただいたとのこと、私のようなものの愚見を聞き入れてくださり、ありがたいことです。

「語る禅僧」のような切り口の本は、本来「僧侶=仏教からみたモノの見方、考え方」でして、本当ならこうした本が巷に溢れ、「これも仏教」とみなさんに認識していただきたいような本です。(残念ながらそうはなっていませんが)

「日本仏教史」はもし最初の3ページで飽きてしまわれたら(結構難しいですよね)、P272”仏教土着”とP335「終章」だけでも非常に面白いと思います。
Posted by 泰明@西光寺泰明@西光寺 at 2011年03月07日 09:59
多分、それは「知る楽 こだわり人物伝」だと思います。作家の片山恭一さんが出ていたものではないでしょうか?去年、これが本になってNHK出版から出ました。
Posted by ヒソカ at 2011年03月08日 00:46
>ヒソカさん

そうそう、それです!よく覚えてらっしゃいますね。すごいです。本にもなったんですね。なんか妙に”俗世を離れたような”番組だったと記憶しています(笑)
Posted by 泰明@西光寺 at 2011年03月08日 09:23
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