2011年03月07日
金土日
先週末もバタバタでした。ちょっと備忘のために、泰明行状を記してみます。
●4日金曜日・・・昼から大本山永平寺 名古屋別院へ。桜通り線、「車道」(昔、しゃどう、って読むんだと思っていました・・・笑)から歩いて5分くらい。
ここで、別院の監院(かんにん、と読みます。簡単に言えば、”住職代行”といった肩書)である、豊川市のお寺の住職さんの講義を拝聴しに行ったのでした。
個人的に、この住職さんを尊敬してまして、ホントにお世話になっているのですが、こうして講義を拝聴したのは4年ぶりくらいかも。毎年1回、豊川のお寺で講義が行われていたのですが、この4年間は何だかんだで、行けずじまい。でも結果的に、素晴らしく有難い講義を聞けました。
今回のテーマは「四十九日(忌明け)」について。民俗学的・歴史的に、はたまた教学的に、或いはごくごく土着的な風習と言った多角的な見方で「四十九日」についてお話くださり、大変勉強になりました。こんな素晴らし僧侶が近くにいてくださるのは、私のような凡人若輩者にとってはありがたい限り。ただ、久々に3時間半オーバーの正座で、足が・・・(涙)・・・嗚呼、凡人。
●5日土曜日・・・午前中、何軒かのお年忌を終えて、昼からすぐにまた名古屋へ。小学校以来の友人の結婚式でした。彼はとても優しく、変な意味ではなくフェミニンなところが、同性からも異性からも慕われていて、その人柄が出るような、あたたかい、そしておしゃれな(デザイン系の大学なので、友人たちが作ったビデオとかもすごくセンスがいいのです)結婚式でした。
席札がモダンな和紙の封筒になっていて、その中には一人一人に宛てた手紙が入っていました。披露宴開始前から涙腺がウルウル。
また、思わず久方ぶりに出会えた友人たちもいて、寒い日でしたが心温まる気持ちがして名古屋を後にできました。
が!、いつも通り、ここで終われば「和尚のいい話」なんですが・・・今回もちょっと言いたいことが。
新郎新婦の計らいで、通常は列席することのない、神前式に披露宴参加者全員を招待してくれました。神道の式は、私の記憶にある中では初めてで、今なら内容も何となく分かるし、とても厳粛でいい式だったなぁ、と思って会場を出ようとしたら、後ろにいた新郎の同僚らしき方が「まぁこれはアトラクションみたいなもんだからな。」と言っているのが聞こえて、ちょっとカチンときました。
確かに、会場はホテルの一室だから、神前と言っても神社でやるのとは雰囲気が違うかもしれない。でも、神主さんや巫女さんは熱田神宮系の人に間違いないし、きちんと儀礼を執行してくださった方々に対し”アトラクション”という言いは、何事ぞ!と思ったのでした。
●6日日曜日・・・午前から昼過ぎにかけてお年忌多数。3月と10月は割とご法事の件数が多い気がします。お年忌が終わってすぐに近くのお寺へ。このお寺では、この日が「大般若祈祷会」だったのです。(リンク先は西光寺の大般若の模様です)
ちょっとびっくりだったのは、転読(お経の本を南京たますだれ、みたいにパラパラめくること)をしているときに、檀家さんが携帯の写真で撮るわ、撮るわ。”パチャ”と携帯電話独特の電子音が鳴り響いていたのでした。まぁ気持ちも分かるけど、あんまりいいこととは言えんよなぁ、と感じました。
そのお寺での法要を終えて帰ってくると、大分県にいる友人が「豊橋に帰ってきているから今から行くわ」と連絡をくれ、会いに来てくれました。
彼とは幼稚園(確か)、小、中と同じで、部活も一緒だったんで、とても仲良くしていました。今はなんで大分県にいるかと申しますと、なんと!!tao(タオ)という世界的にも有名な太鼓グループ(と言っていいのかな?)のメンバーになっているんです。話を聞くと、驚異的な生活をしております。大分でも久住高原という何にもない野原の一軒家で合宿生活をしながら修業しているとのこと。一年の半分は公演に出ているとのことで、海外も多数。すごいです。
数年ぶりに会えたので話が弾んでしまいました。しかし、頑張っている友人を目の当たりにすると、自分も頑張らなきゃ、と単純に思います。
朋遠方より来るあり、また楽しからずや、ですね。ありがたいことです。
●4日金曜日・・・昼から大本山永平寺 名古屋別院へ。桜通り線、「車道」(昔、しゃどう、って読むんだと思っていました・・・笑)から歩いて5分くらい。
ここで、別院の監院(かんにん、と読みます。簡単に言えば、”住職代行”といった肩書)である、豊川市のお寺の住職さんの講義を拝聴しに行ったのでした。
個人的に、この住職さんを尊敬してまして、ホントにお世話になっているのですが、こうして講義を拝聴したのは4年ぶりくらいかも。毎年1回、豊川のお寺で講義が行われていたのですが、この4年間は何だかんだで、行けずじまい。でも結果的に、素晴らしく有難い講義を聞けました。
今回のテーマは「四十九日(忌明け)」について。民俗学的・歴史的に、はたまた教学的に、或いはごくごく土着的な風習と言った多角的な見方で「四十九日」についてお話くださり、大変勉強になりました。こんな素晴らし僧侶が近くにいてくださるのは、私のような凡人若輩者にとってはありがたい限り。ただ、久々に3時間半オーバーの正座で、足が・・・(涙)・・・嗚呼、凡人。
●5日土曜日・・・午前中、何軒かのお年忌を終えて、昼からすぐにまた名古屋へ。小学校以来の友人の結婚式でした。彼はとても優しく、変な意味ではなくフェミニンなところが、同性からも異性からも慕われていて、その人柄が出るような、あたたかい、そしておしゃれな(デザイン系の大学なので、友人たちが作ったビデオとかもすごくセンスがいいのです)結婚式でした。
席札がモダンな和紙の封筒になっていて、その中には一人一人に宛てた手紙が入っていました。披露宴開始前から涙腺がウルウル。
また、思わず久方ぶりに出会えた友人たちもいて、寒い日でしたが心温まる気持ちがして名古屋を後にできました。
が!、いつも通り、ここで終われば「和尚のいい話」なんですが・・・今回もちょっと言いたいことが。
新郎新婦の計らいで、通常は列席することのない、神前式に披露宴参加者全員を招待してくれました。神道の式は、私の記憶にある中では初めてで、今なら内容も何となく分かるし、とても厳粛でいい式だったなぁ、と思って会場を出ようとしたら、後ろにいた新郎の同僚らしき方が「まぁこれはアトラクションみたいなもんだからな。」と言っているのが聞こえて、ちょっとカチンときました。
確かに、会場はホテルの一室だから、神前と言っても神社でやるのとは雰囲気が違うかもしれない。でも、神主さんや巫女さんは熱田神宮系の人に間違いないし、きちんと儀礼を執行してくださった方々に対し”アトラクション”という言いは、何事ぞ!と思ったのでした。
●6日日曜日・・・午前から昼過ぎにかけてお年忌多数。3月と10月は割とご法事の件数が多い気がします。お年忌が終わってすぐに近くのお寺へ。このお寺では、この日が「大般若祈祷会」だったのです。(リンク先は西光寺の大般若の模様です)
ちょっとびっくりだったのは、転読(お経の本を南京たますだれ、みたいにパラパラめくること)をしているときに、檀家さんが携帯の写真で撮るわ、撮るわ。”パチャ”と携帯電話独特の電子音が鳴り響いていたのでした。まぁ気持ちも分かるけど、あんまりいいこととは言えんよなぁ、と感じました。
そのお寺での法要を終えて帰ってくると、大分県にいる友人が「豊橋に帰ってきているから今から行くわ」と連絡をくれ、会いに来てくれました。
彼とは幼稚園(確か)、小、中と同じで、部活も一緒だったんで、とても仲良くしていました。今はなんで大分県にいるかと申しますと、なんと!!tao(タオ)という世界的にも有名な太鼓グループ(と言っていいのかな?)のメンバーになっているんです。話を聞くと、驚異的な生活をしております。大分でも久住高原という何にもない野原の一軒家で合宿生活をしながら修業しているとのこと。一年の半分は公演に出ているとのことで、海外も多数。すごいです。
数年ぶりに会えたので話が弾んでしまいました。しかし、頑張っている友人を目の当たりにすると、自分も頑張らなきゃ、と単純に思います。
朋遠方より来るあり、また楽しからずや、ですね。ありがたいことです。
この記事へのコメント
少し日にちの遡った記事へのコメントで申し訳ありません。
>アトラクション
自戒も含めこのことばについての意味を考えたとき、簡単に書き表せない複雑で様々な思いがあります。
私はこの発せられた言葉と、発せられた方に対して憤りの気持ちは持ちません(持てません)。
私自身が聖職者、聖人ではありませんのでそれらを述べることは筋が違うと思いますが、とても心に響いたことばでした。
この件も含めて、一度「西光寺」様をご訪問させて頂きたいと思っています。
>アトラクション
自戒も含めこのことばについての意味を考えたとき、簡単に書き表せない複雑で様々な思いがあります。
私はこの発せられた言葉と、発せられた方に対して憤りの気持ちは持ちません(持てません)。
私自身が聖職者、聖人ではありませんのでそれらを述べることは筋が違うと思いますが、とても心に響いたことばでした。
この件も含めて、一度「西光寺」様をご訪問させて頂きたいと思っています。
Posted by taishin
at 2011年03月09日 12:11

>青蛉返さま
そうでしたか。
よろしければ是非お越しください。
出来ましたら、saikouji@citrus.ocn.ne.jp
までメールくだされば幸甚です。折り返しご連絡させていただきます。
そうでしたか。
よろしければ是非お越しください。
出来ましたら、saikouji@citrus.ocn.ne.jp
までメールくだされば幸甚です。折り返しご連絡させていただきます。
Posted by 泰明@西光寺
at 2011年03月09日 12:49
