2011年11月04日

北海道最終章

だいぶ時間が空いてしまいました・・・。

11月は“酉の市”という商売繁盛・開運招福のおまつりが西光寺で催されます。もともとは東京の神社が発祥なのですが、ここ西光寺では100年以上前におまつりを請来し、以来毎年行われています。そのため、めちゃくちゃ慌ただしくてブログも放置状態・・・。その話はまた今度。

さて、私自身もどこまで書いたか忘れかかってきた、修行時代の同期会にて。(前回はコチラ
総会が終わり、場所を移して懇親会にて。

同じ食べ物をいただく、というのは斯くも有り難く、会っていなかった歳月をいとも簡単に飛び越えさせてくれます。そしていろんな経験や環境に身を置き、成長した仲間たち。彼らの話を聞き、そして意見交換し、時にはバカ話をする。これが同期会の一番の醍醐味と言えるかもしれません。

特に印象に残った会話。


「うちらの親世代から上の代って、みんな“お坊さん(=自分)は偉い”と思っちゃってるんだよね。だから法事とかでも平気で高級車を乗り付ける。分かっていないからね、檀家さんがどう思っているかを。檀家さんはちゃんと見てっからね。直に(そういうお寺は)ダメになるよ。」


「泰明は永平寺にいるころから、ちょっと違う考えと言うか、いつも“これでいいのか?”って言ってたよね。現状に満足しないというか、鵜呑みにせずに自分で考えるというか。今もそういうところあるよね。(・・・『禅の友』執筆の件や、ブログを始めたことなどを話した後で)」


「(離れた席に座っている同期を指して)彼は中々すごいんだよ。自分のお寺を開放して“寺子屋”を始めたんだって。小学生とか中学生に勉強を教えているみたいだよ。(富良野近郊の)小さな町なのに、25人くらいの生徒が毎日来るらしいよ。草の根、っていうか地道に活動して、小さな町なのにこれだけの生徒を集めるのってすごいよね。」


挙げればきりがありませんが、濃密な時間を過ごすことができました。美味しいお料理と楽しい仲間。久しく味わっていない、この“絆”の妙味を味わうことができました。

ちなみに、翌日は希望者のみで小樽までバスツアー。このバスツアーがまるで“修学旅行”なノリで、おなかが痛くなるほど笑いながらの道中でした。小樽で極上の海の幸を堪能し、最後は千歳空港で温泉に入って各自解散。まぁ、ホントにこれ以上を望んだら罰が当たるくらいの素晴らしい旅でした。

正直、この時はかなり慌ただしい日程での訪北でしたので、体力的にも精神的にも余裕がなく「楽しむどころではないなぁ」とかなり低めのテンションで(笑)飛行機に乗った覚えがあるのですが、人生何が起こるか分かりませんね!ご縁と絆に感謝です★


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Posted by 泰明@西光寺 at 17:01
Comments(2)ぼ~さんの日常
この記事へのコメント
“素晴らしい旅”になって、よかったですね!!
自分も何年か経ったら、同級生とそんな時間が過ごせたらいいなぁ
と思いながら読ませていただきました☆
Posted by 志穏 at 2011年11月04日 19:26
>志穏さん

コメントありがとうございます!

そうですね~やっぱり仲間って大事です。特に楽しいことも辛いことも一緒に経験した仲間っていうのは、ほとんど家族みたいなものですしね。だから再会した時の喜びはひとしおです。

志穏さんもきっとそんな仲間に恵まれますよ★
Posted by 泰明@西光寺 at 2011年11月05日 08:26
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