2012年01月08日
生きている人のためのお寺へ
お正月も終わり、早8日になりましたね。
昨日はみなさん、七草粥はお召し上がりになりましたか?私は今年もいただきました。
西光寺は毎年作っています。子どもの頃は本当に嫌で嫌で(笑)、“何でこんなものを”と内心思っておりましたが、永平寺での修行(基本毎朝玄米の粥)と、齢を重ねたことでか、おかゆが美味しく感じられるようになりました。
それにしても、お正月のご馳走で疲弊した胃腸、人によっては溜まった疲れもありましょうが、それらをそっと癒して、体をリセットする“七草粥”、いやはや先人の知恵というのは誠にありがたいものです。(特に今年は元旦からウィルスに感染されていたので、お粥が真に美味しかった。おかげさまで、体調は8割方回復です。ご心配をお掛け致しました。)
さて、昨日は“決戦は土曜日”でした。
え?金曜じゃなくて?
そう、ドリカムは金曜ですが、土曜日です。

昨夜は18時より西光寺の護持会役員会でした。しかも、新役員さんをお迎えして初の会議。私のこの会議に対する気合いの入りようといったら、ちょっとなかった。
それは何故か。
(あまり良いことではないので、書かない方が良いのかもしれませんが、)隠さず書けば、それは「開店休業状態」だった護持会役員会(簡単に言えば、総代会とか世話人会のようなもの)を、十数年ぶりに(もしかしたらもっとかもしれません)再興し、動き出したのが、まだ去年のこと。
役員も過去の名簿からすると半減(亡くなられているので)し、当然の如くその分、役員も年齢を重ねているわけで、まさに組織として息も絶え絶えだった去年。そこから、新役員候補を選考し、お願いに上がり、昨年末ついに当初の14名から26名に増員したのでした。
ですから、昨夜の会議はただ単に「新入役員さんをお迎えして」という以上に、「ここが護持会のリスタート・リユニオン」というべき、やや記念的会議でありました。
自分で云うのも何ですが、かなり時間をかけて資料を作り、わずかA4・3枚ですが、その限られた中に、自分の思いを込めました。
今回の資料はずばり、「護持会と護持会役員について」。護持会の意味や意義、役員の在り方について。
さらには、今後お寺をどうしていきたいのか、或いは現在、何が問題で、どのようにしたいのかを自分なりに考えて書いたつもりです。
分かりやすくするために、「お寺」を「プロ野球」になぞらえて資料を作りました。これは結構よくできた(笑)
もちろん、お寺と野球は並列で語れるものではないので、齟齬はありますが、分かりやすくするために敢えての「野球」です。結果、役員会が終わった後に、新役員さんの一人から「説明も資料もすごく分かりやすくて、よく理解できました」とのお言葉を頂戴しました。有り難いことです。
後で考えてみれば、40分間、一人でずっと語っていた・・・。それも自分の親以上の世代の方に・・・。昨日寝る時に、お布団の中で考えていたんですが、自分の人生で、こんな長い時間一人でしゃべっていたのは、初めてでした。
きっと、今まで思ってきたこと、考えていたことが、一気に溢れ出したのだと思います。それほど思いが強かったのかもしれません。そうじゃきゃ、とてもこんな時間、独演できない。(泰明は元々人前で一方的に話すのが好きではない)何かに突き動かされるような、デイドリームの40分でした。
誠に有り難いことに、新旧の役員さんは皆素晴らしい方ばかりで、加えて、お互いに顔見知りだったり、仕事でのつながりがあったりと、あちこちで「おお、あんたもいたのか」的な挨拶が飛び交っていました。狙ってやった訳ではない(基本的にお人柄で選んでいるので交友関係までは知らない)ので、うれしい誤算でした。
さて、ここまでは順風満帆。西光寺は檀家さんに恵まれてる!さあ、今年が勝負です!がんばります。
昨日はみなさん、七草粥はお召し上がりになりましたか?私は今年もいただきました。
西光寺は毎年作っています。子どもの頃は本当に嫌で嫌で(笑)、“何でこんなものを”と内心思っておりましたが、永平寺での修行(基本毎朝玄米の粥)と、齢を重ねたことでか、おかゆが美味しく感じられるようになりました。
それにしても、お正月のご馳走で疲弊した胃腸、人によっては溜まった疲れもありましょうが、それらをそっと癒して、体をリセットする“七草粥”、いやはや先人の知恵というのは誠にありがたいものです。(特に今年は元旦からウィルスに感染されていたので、お粥が真に美味しかった。おかげさまで、体調は8割方回復です。ご心配をお掛け致しました。)
さて、昨日は“決戦は土曜日”でした。
え?金曜じゃなくて?
そう、ドリカムは金曜ですが、土曜日です。
昨夜は18時より西光寺の護持会役員会でした。しかも、新役員さんをお迎えして初の会議。私のこの会議に対する気合いの入りようといったら、ちょっとなかった。
それは何故か。
(あまり良いことではないので、書かない方が良いのかもしれませんが、)隠さず書けば、それは「開店休業状態」だった護持会役員会(簡単に言えば、総代会とか世話人会のようなもの)を、十数年ぶりに(もしかしたらもっとかもしれません)再興し、動き出したのが、まだ去年のこと。
役員も過去の名簿からすると半減(亡くなられているので)し、当然の如くその分、役員も年齢を重ねているわけで、まさに組織として息も絶え絶えだった去年。そこから、新役員候補を選考し、お願いに上がり、昨年末ついに当初の14名から26名に増員したのでした。
ですから、昨夜の会議はただ単に「新入役員さんをお迎えして」という以上に、「ここが護持会のリスタート・リユニオン」というべき、やや記念的会議でありました。
自分で云うのも何ですが、かなり時間をかけて資料を作り、わずかA4・3枚ですが、その限られた中に、自分の思いを込めました。
今回の資料はずばり、「護持会と護持会役員について」。護持会の意味や意義、役員の在り方について。
さらには、今後お寺をどうしていきたいのか、或いは現在、何が問題で、どのようにしたいのかを自分なりに考えて書いたつもりです。
分かりやすくするために、「お寺」を「プロ野球」になぞらえて資料を作りました。これは結構よくできた(笑)
もちろん、お寺と野球は並列で語れるものではないので、齟齬はありますが、分かりやすくするために敢えての「野球」です。結果、役員会が終わった後に、新役員さんの一人から「説明も資料もすごく分かりやすくて、よく理解できました」とのお言葉を頂戴しました。有り難いことです。
後で考えてみれば、40分間、一人でずっと語っていた・・・。それも自分の親以上の世代の方に・・・。昨日寝る時に、お布団の中で考えていたんですが、自分の人生で、こんな長い時間一人でしゃべっていたのは、初めてでした。
きっと、今まで思ってきたこと、考えていたことが、一気に溢れ出したのだと思います。それほど思いが強かったのかもしれません。そうじゃきゃ、とてもこんな時間、独演できない。(泰明は元々人前で一方的に話すのが好きではない)何かに突き動かされるような、デイドリームの40分でした。
誠に有り難いことに、新旧の役員さんは皆素晴らしい方ばかりで、加えて、お互いに顔見知りだったり、仕事でのつながりがあったりと、あちこちで「おお、あんたもいたのか」的な挨拶が飛び交っていました。狙ってやった訳ではない(基本的にお人柄で選んでいるので交友関係までは知らない)ので、うれしい誤算でした。
さて、ここまでは順風満帆。西光寺は檀家さんに恵まれてる!さあ、今年が勝負です!がんばります。
この記事へのコメント
人にわかり易くってむずかしいですよね。
ましてやお寺のこととなるとまたむずかしい。
「お寺をプロ野球」一度拝見したいです!
正直、お寺さんで話を聞いても何言ってんだか
わかんない・・・
まぁ、これは僕が学がないだけなんですけど(笑)
違った説明のしかたってなんだかわかっちゃうかもですね。
ある人に言われました「相手は5歳の(3歳だったかな?)
子供だと思って説明しなさい」
自分でわかってることって相手はわかんないですよね。
う~~ん、難しい・・・
ましてやお寺のこととなるとまたむずかしい。
「お寺をプロ野球」一度拝見したいです!
正直、お寺さんで話を聞いても何言ってんだか
わかんない・・・
まぁ、これは僕が学がないだけなんですけど(笑)
違った説明のしかたってなんだかわかっちゃうかもですね。
ある人に言われました「相手は5歳の(3歳だったかな?)
子供だと思って説明しなさい」
自分でわかってることって相手はわかんないですよね。
う~~ん、難しい・・・
Posted by 夢助 at 2012年01月08日 21:42
何とかしなければ、という気持ちがよく伝わりました。檀家さんに信頼され、親しまれ、楽しく集える、西光寺にすべく微力ながらお手伝いさせていただきます。 とはいうものの何をどう始めたらと思っている役員さんがほとんどでは
(これは、私のひとりごとです。)
先輩役員さんには立派な方が多くみえますので、ご協力いただいたら素晴らしい護持会になると思います。 各行事の受付の当番制とか、色々な役割分担等、一部の役員さんだけの負担とならないような仕組み作りも大事かと思います。写経、座禅、精進料理教室、落語会、等、檀家さんが、楽しみながらお寺に寄ってもらうすばらしいアイディアです。
しかし住職も言われたように継続することのむつかしさがあることも事実です
が、まず一歩踏み出しましょう。
(これは、私のひとりごとです。)
先輩役員さんには立派な方が多くみえますので、ご協力いただいたら素晴らしい護持会になると思います。 各行事の受付の当番制とか、色々な役割分担等、一部の役員さんだけの負担とならないような仕組み作りも大事かと思います。写経、座禅、精進料理教室、落語会、等、檀家さんが、楽しみながらお寺に寄ってもらうすばらしいアイディアです。
しかし住職も言われたように継続することのむつかしさがあることも事実です
が、まず一歩踏み出しましょう。
Posted by 市川明人 at 2012年01月10日 14:02
>夢助さん
コメントありがとうございます。
本当にそうですね。自分が理解していることを、他人に理解して貰うためには、話し方もそうですが、やはり熱意なんだと思います。
それから、相手の立場や状況を考えて話すと言うことも大切だと思います。今回はそれができたかどうか・・・。でも、伝えたいことがあるという情熱は大切なんだな、と改めて思いました。
>市川さん
先日は、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。
全くもって、ご指摘の通りです。
正直、私も考えることが多くて、何から手をつけて良いのかよく分からない面もあります・・・。ただ、今年(来年度)は、手始めに2つくらいの護持会主催の行事を実施したいと思います。
どんな小さなイベントでも良いので、まず実績を作りたいです。やはり、やってみないことには解らない事が多いですし。
そして年間法要(お盆とかお彼岸とか)とは違った日、異なった時間帯に開催したいと思います。こうすることで、普段のお寺とは違った印象を受けると思いますので。
実は・・・私の弱点は”熱しやすく冷めやすい”ところでして、同じ事を何度もするのが結構苦手です。
なので、「行事の継続」はウィークポイントだと思っております。それこそ坐禅の呼吸のように、なるべくゆっくり吸って、ゆっくり吐くが如くに行事を継続していきたいと考えています。急いては事をし損じる、との警句通りです。
受付の当番制は私も考えていました。ただ、現状、それ(受付)を生き甲斐にされている役員さんもおみえになるので「来なくて良いですよ」とは言い難いところもありまして・・・。難しいところです。
ともあれ、今回の役員さんは本当に素晴らしい方ばかりなので、私も大いに頑張って行きたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。
本当にそうですね。自分が理解していることを、他人に理解して貰うためには、話し方もそうですが、やはり熱意なんだと思います。
それから、相手の立場や状況を考えて話すと言うことも大切だと思います。今回はそれができたかどうか・・・。でも、伝えたいことがあるという情熱は大切なんだな、と改めて思いました。
>市川さん
先日は、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。
全くもって、ご指摘の通りです。
正直、私も考えることが多くて、何から手をつけて良いのかよく分からない面もあります・・・。ただ、今年(来年度)は、手始めに2つくらいの護持会主催の行事を実施したいと思います。
どんな小さなイベントでも良いので、まず実績を作りたいです。やはり、やってみないことには解らない事が多いですし。
そして年間法要(お盆とかお彼岸とか)とは違った日、異なった時間帯に開催したいと思います。こうすることで、普段のお寺とは違った印象を受けると思いますので。
実は・・・私の弱点は”熱しやすく冷めやすい”ところでして、同じ事を何度もするのが結構苦手です。
なので、「行事の継続」はウィークポイントだと思っております。それこそ坐禅の呼吸のように、なるべくゆっくり吸って、ゆっくり吐くが如くに行事を継続していきたいと考えています。急いては事をし損じる、との警句通りです。
受付の当番制は私も考えていました。ただ、現状、それ(受付)を生き甲斐にされている役員さんもおみえになるので「来なくて良いですよ」とは言い難いところもありまして・・・。難しいところです。
ともあれ、今回の役員さんは本当に素晴らしい方ばかりなので、私も大いに頑張って行きたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
Posted by 泰明@西光寺
at 2012年01月10日 14:48
