2011年01月26日
はじめに -2-
<このブログって・・・>
私がこのブログを始めるにあたって、最初に念頭にあったのは「まず西光寺のお檀家さんに読んでいただきたいな」ということです。
もちろん、ブログはインターネット上のものですから、誰だって読めるわけですし、その方々に垣根を作るつもりは毛頭ないのですが(むしろ大歓迎です)、そうであってもブログを書く原動力というものがあるわけでして、その辺のことに関して、ちょっと書いてみます。
1.西光寺のお檀家さんへ
私は常々実感していることがあります。それはお檀家さんが支えてくださっているからお寺があるのです。
だからこそ、前述の通り、まず第一に西光寺のお檀家さんに読んでいただきたいと思って、これを書いています。そこに第一のプライオリティーを置きたいと思います。
そう思うのには、実は強い理由があります。
率直に申し上げて、現在の西光寺は(さまざまな要因があり)お檀家さんと積極的かつ双方向のコミュニケーションが取れているとは言い難い状況だと私は感じています。
そして私は常に「お檀家さんのお話をお聞きしたい」という気持ちをもっております。
しかしながら、これまた”さまざまな要因があって”十分にお聞きする時間がとれないのが現状です。
これについては、新たに機会を設けるなど、日々考えていきたいです。
(尤も、”別に聞いてほしくないよ”と思われる方もいらっしゃるでしょう。口下手な人もいるでしょうし、話好きな人もいる。それについては重々承知の上ですし、その上でそう思われるのなら、それは全く私の不徳の致すところであります)
それで、その「コミュニケーションが取れていない」ことへ解決策の1つが、このブログであると考えています。
ブログの良い点は、インターネットならではの”物理的距離”に左右されないことと、情報の速報性。
それからメールやコメント、(特にこのブログは”オーナーへのメッセージ”という機能があります)などインタラクティブで、なおかつ(これは結構重要ですが)読む時間に左右されないツールをもって、意思疎通ができうることです。
もちろん、本当は「お檀家さんのお話をお聞きしたい」のです。そしてそれが本来の在り方なんだろうとも感じています。
ただ、ブログを始めた以上は、私自身について知っていただく、それはすなわち「記事を書く」ことしかできません。
これをご覧になってくださっているお檀家さんが「ブログ見たよ」って言って下さるだけでうれしいし、それがきっかけで会話が始まるってこともあるんだろうと思ってます。
2.豊橋と東三河の方
このブログは「どすごいブログ」という東三河地域のブログを使わせてもらってます。なぜここを選んだかというと、一言でいえば西光寺が豊橋市にあるからです。
この”どすごいブログ”さんにページを置かせていただくということは、やはり内容がこの地域に根差したものでありたいし、それも一つのお寺の存在意義と考えているからです。
お寺は今でこそ、その力が弱まっていると批判されますが、もともとは地域のコミュニティ的役割を担っていた面もあったそうです。そんなことから、この地元に密着したブログならば、少しでもその面を取り戻す可能性があるんじゃないか、と考えました。
地域ブログっていろんな捉え方があると思うんです。
私は「ネットとリアルのハイブリッド」と思っていまして、要するに「”インターネットならではの情報発信能力とコミュニケーション機能”と、”地域の実名・信頼性=生活直結性”という背反しそうな要素が上手く合わさっている」ということです。
今までこういうブログの在り方ってなかったんじゃないかと思うからこそ、期待もしています。
そして、それらの点を鑑みて、このブログは「実名」で運営しています。
どすごいブログがこれからもどんどん盛り上がっていくといいですね!
3.仏教に興味のある方
昨年(2010年)、NHKで『宿坊に泊まる』という番組をやってましたね。視聴率のほどはわかりませんが、それでもそうしたことに関心をもたれる方がいるからこそ、放送したんでしょうね。
また、仏教だけではなく、今、さまざまな宗教がクローズアップされています。特に仏教(と神道)は雑誌『PEN』にも2度ほど特集が組まれ、あの雑誌の読者層を思うに、さほど高齢の方ではないわけです。(多分私=30歳、くらいからの読者層じゃないかと思います)
そうした「今、ここにおいて私たちにとって宗教とは何だろう?」と、今までの社会情勢を含め、自分たちが一度立ち止まった考える時期に来ている、といった感は確実にあります。そうした背景もあり、仏教に興味がある方と、一緒に「仏教って何だろう?」って考えていければなぁ、と思っています。
仏教、そしてお寺には様々な側面があります。
確かに、汚い、或いは悪い一面ばかりが報道され、それはそれで事実なんでしょうが、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という感が否めません。そしてマスコミの流す情報(=一面だけを見て)で知ったつもりになっている方がいかに多いことか。一口で言い切れるほど、簡単な世界ではありません。
文化的にも、歴史的にも、教義的にも、地域的にも種々の役割を担い、また発展し、多様化し、そしてこれからも担っていかなければならないのが、お寺であり、仏教です。
もう一度言いますが、
僧侶って葬式や法事だけやってるわけじゃないんですよ!
仏教って死んだ人だけ相手にしてるんじゃないんですよ!
切り口(あるいは入口)はどんな風であれ、仏教やお寺に関心を持って下さるのは、一僧侶としてとてもうれしいことです。
仏教って本当に面白くて、同時に分からないことだらけですが、「入口は広大で、奥行きは深遠な」世界だと思います。
みなさんと一緒に考えていけたらいいな、と思います。
私がこのブログを始めるにあたって、最初に念頭にあったのは「まず西光寺のお檀家さんに読んでいただきたいな」ということです。
もちろん、ブログはインターネット上のものですから、誰だって読めるわけですし、その方々に垣根を作るつもりは毛頭ないのですが(むしろ大歓迎です)、そうであってもブログを書く原動力というものがあるわけでして、その辺のことに関して、ちょっと書いてみます。
1.西光寺のお檀家さんへ
私は常々実感していることがあります。それはお檀家さんが支えてくださっているからお寺があるのです。
だからこそ、前述の通り、まず第一に西光寺のお檀家さんに読んでいただきたいと思って、これを書いています。そこに第一のプライオリティーを置きたいと思います。
そう思うのには、実は強い理由があります。
率直に申し上げて、現在の西光寺は(さまざまな要因があり)お檀家さんと積極的かつ双方向のコミュニケーションが取れているとは言い難い状況だと私は感じています。
そして私は常に「お檀家さんのお話をお聞きしたい」という気持ちをもっております。
しかしながら、これまた”さまざまな要因があって”十分にお聞きする時間がとれないのが現状です。
これについては、新たに機会を設けるなど、日々考えていきたいです。
(尤も、”別に聞いてほしくないよ”と思われる方もいらっしゃるでしょう。口下手な人もいるでしょうし、話好きな人もいる。それについては重々承知の上ですし、その上でそう思われるのなら、それは全く私の不徳の致すところであります)
それで、その「コミュニケーションが取れていない」ことへ解決策の1つが、このブログであると考えています。
ブログの良い点は、インターネットならではの”物理的距離”に左右されないことと、情報の速報性。
それからメールやコメント、(特にこのブログは”オーナーへのメッセージ”という機能があります)などインタラクティブで、なおかつ(これは結構重要ですが)読む時間に左右されないツールをもって、意思疎通ができうることです。
もちろん、本当は「お檀家さんのお話をお聞きしたい」のです。そしてそれが本来の在り方なんだろうとも感じています。
ただ、ブログを始めた以上は、私自身について知っていただく、それはすなわち「記事を書く」ことしかできません。
これをご覧になってくださっているお檀家さんが「ブログ見たよ」って言って下さるだけでうれしいし、それがきっかけで会話が始まるってこともあるんだろうと思ってます。
2.豊橋と東三河の方
このブログは「どすごいブログ」という東三河地域のブログを使わせてもらってます。なぜここを選んだかというと、一言でいえば西光寺が豊橋市にあるからです。
この”どすごいブログ”さんにページを置かせていただくということは、やはり内容がこの地域に根差したものでありたいし、それも一つのお寺の存在意義と考えているからです。
お寺は今でこそ、その力が弱まっていると批判されますが、もともとは地域のコミュニティ的役割を担っていた面もあったそうです。そんなことから、この地元に密着したブログならば、少しでもその面を取り戻す可能性があるんじゃないか、と考えました。
地域ブログっていろんな捉え方があると思うんです。
私は「ネットとリアルのハイブリッド」と思っていまして、要するに「”インターネットならではの情報発信能力とコミュニケーション機能”と、”地域の実名・信頼性=生活直結性”という背反しそうな要素が上手く合わさっている」ということです。
今までこういうブログの在り方ってなかったんじゃないかと思うからこそ、期待もしています。
そして、それらの点を鑑みて、このブログは「実名」で運営しています。
どすごいブログがこれからもどんどん盛り上がっていくといいですね!
3.仏教に興味のある方
昨年(2010年)、NHKで『宿坊に泊まる』という番組をやってましたね。視聴率のほどはわかりませんが、それでもそうしたことに関心をもたれる方がいるからこそ、放送したんでしょうね。
また、仏教だけではなく、今、さまざまな宗教がクローズアップされています。特に仏教(と神道)は雑誌『PEN』にも2度ほど特集が組まれ、あの雑誌の読者層を思うに、さほど高齢の方ではないわけです。(多分私=30歳、くらいからの読者層じゃないかと思います)
そうした「今、ここにおいて私たちにとって宗教とは何だろう?」と、今までの社会情勢を含め、自分たちが一度立ち止まった考える時期に来ている、といった感は確実にあります。そうした背景もあり、仏教に興味がある方と、一緒に「仏教って何だろう?」って考えていければなぁ、と思っています。
仏教、そしてお寺には様々な側面があります。
確かに、汚い、或いは悪い一面ばかりが報道され、それはそれで事実なんでしょうが、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という感が否めません。そしてマスコミの流す情報(=一面だけを見て)で知ったつもりになっている方がいかに多いことか。一口で言い切れるほど、簡単な世界ではありません。
文化的にも、歴史的にも、教義的にも、地域的にも種々の役割を担い、また発展し、多様化し、そしてこれからも担っていかなければならないのが、お寺であり、仏教です。
もう一度言いますが、
僧侶って葬式や法事だけやってるわけじゃないんですよ!
仏教って死んだ人だけ相手にしてるんじゃないんですよ!
切り口(あるいは入口)はどんな風であれ、仏教やお寺に関心を持って下さるのは、一僧侶としてとてもうれしいことです。
仏教って本当に面白くて、同時に分からないことだらけですが、「入口は広大で、奥行きは深遠な」世界だと思います。
みなさんと一緒に考えていけたらいいな、と思います。