2011年01月26日
はじめに -3-
<3つのブログ>
今回、このブログを始めるに至るきっかけや、こうありたいという目指している方、そしてブログがあります。
それを自分が忘れないためにも、ここに記しておきます。
1.白川密成さん
白川師は、真言宗のお坊さんです。四国八十八霊場の一つ栄福寺というお寺にいらっしゃいます。(愛媛県今治市)
「ボクは坊さん。」(ミシマ社)って本が朝日新聞にインタビュー記事として紹介されていまして、私はその記事で興味を持ったのですが、何しろ文章が面白いんです。
非常に現代的で、ポップ(と言ったら失礼かもしれませんが)、ホームページもお寺のものとは思えないセンスの良さ。こうした事が私にはとても新鮮で、とても勉強になりました。お寺に対するマスイメージが完全に払拭されています。(この点は賛否両論でしょうが)
また、師はかつて、糸井重里さんが主宰するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」にも連載をしていました。
それだけでも、いかに彼がコンテンポラリーな感覚を持っていたかが窺い知れます。
そして、師と私はほぼ同世代のアラサー。(多分1,2才しか違わないはずです)
こういう同世代の僧侶がいることが、私にとって刺激になるし、また彼の非常にスタイリッシュな”仏教に対するスタンス”って現代の20代、30代に受け入れられやすいんじゃないかな、と思っています。
そのエッセンスを、このブログでもうまく取り込めるよう、考えていきます。
そういうスタンスですと、他にもこのあたりがおもしろいです。
●彼岸寺(私の友人も執筆しています)→http://www.higan.net/
2.つらつら日暮らし http://blog.goo.ne.jp/tenjin95
曹洞宗の僧侶、tenjin95さんのブログです。私が同じ僧侶として「こうありたい!」と思わせてくれる素晴らしい方です。
極めて該博、そして及びもつかないほど多岐にわたる語録・文献を渉猟され、また同時に実践(=修行)され、正にこうした姿こそ本来の僧侶であると、声を大にして言いたいです。
ブログの記事も、曹洞宗の教義は言うに及ばず、他の時代の祖師(高僧)や他の宗派、果ては野球に時事問題まで、多岐にわたっています。まったく頭が下がります・・・。
ちなみに、後から知ったのですが(ブログはハンドルネームで書かれているので、最初は気付かなかった)、師は私の大学時代の大先輩で、寮の隣部屋でした。この「御縁」に感謝です。
ちなみに、大学の先輩ですから、こんなに博識なのに、年齢も私と五指と離れていない・・・。まったくもってすごい先輩です。
中でも特に興味深い記事は以下の2つです。
●反無宗教論→http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/7d9aadb68a49a3d0b3687f9a3b8b8777
・・・これを読むと、いかに「私は無宗教です」と簡単に公言する方が拙い思考でそう思いこんでいるかに気が付かされます。現在も連載継続中。
●現在の寺院が実子相続である理由の独断的見解(1~18)→ http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/c54b3d34b5b948ef95ef9138bce85267
・・・リンク先ページの中ほどにインデックスがあります。「あ~なるほど分かる分かる。」と膝を打ちたくなる名文。お寺嫌いな人もおもしろいと思いますよ。
3.牧師・かねごん日記 http://kanegon.dosugoi.net/
ここで思いっきり逆サイドに蹴ってますね(笑)
金子牧師さんは日本キリスト教団 豊橋教会(国1沿い)の牧師さんです。
同じどすごいブロガーさんで、師と出会ったことこそ、私がここでこのようなブログを始める契機となったのでした。
金子牧師さんは本当に素晴らしい方で、とにかく面白いんです!話も面白いし、気さくなお人柄だし。
そもそも牧師さんとの出会いは、どすごいブログという存在を知った時、たまたま目にとまったのが牧師さんのブログでした。
元々、仏教を勉強するうえでも、他の世界宗教を学ぶことはとても重要だ、と思っていたので、とりわけ世界最大規模の宗教であるキリスト教に興味があったのです。宗教が文化や生活に及ぼす影響、まさにそれを見たくて、新婚旅行で行ったフランスでは、行く先々の街で必ず教会にお邪魔していました。
ただ、このように書くと「単純にキリスト教を利用しているだけなんじゃないか」とかお叱りをうけそうですが、そんなことはまったくないです。現に、『東西霊性交流』という活動が禅文化研究所で行われており、仏教の僧侶がローマ法王に謁見したり、カトリックの神父さんが日本のお寺で坐禅を学ぶ、なんてことを30年も前からされています。
話が脱線しましたが、そんな折に、彼のブログを拝見して、どすごいブログにおいて圧倒的な文章力とおもしろさ、信仰に対する真摯な態度、時には”○○で飲みました”的な聖俗を縦横無尽にわたる話題、そうした文章に惹きつけられたのです。
とにかく思ったのは「牧師さんのブログを読んでいるのに、なぜだか仏教を素直に感じる」ことでした。これは上手く表現できないのですが、とにかくそんな気持ちになったのでした。
ちなみに・・・隠すつもりはありませんし、隠していてもいずれバレるでしょうから(笑)、書きますが、牧師さんのブログにある「牧師、僧侶と語り合う」の僧侶とは、私のことです。
●牧師、僧侶と語り合う① http://kanegon.dosugoi.net/e81160.html
●牧師、僧侶と語り合う② http://kanegon.dosugoi.net/e81911.html
●牧師、僧侶と語り合う③ http://kanegon.dosugoi.net/e82393.html
今回、このブログを始めるに至るきっかけや、こうありたいという目指している方、そしてブログがあります。
それを自分が忘れないためにも、ここに記しておきます。
1.白川密成さん
白川師は、真言宗のお坊さんです。四国八十八霊場の一つ栄福寺というお寺にいらっしゃいます。(愛媛県今治市)
「ボクは坊さん。」(ミシマ社)って本が朝日新聞にインタビュー記事として紹介されていまして、私はその記事で興味を持ったのですが、何しろ文章が面白いんです。
非常に現代的で、ポップ(と言ったら失礼かもしれませんが)、ホームページもお寺のものとは思えないセンスの良さ。こうした事が私にはとても新鮮で、とても勉強になりました。お寺に対するマスイメージが完全に払拭されています。(この点は賛否両論でしょうが)
また、師はかつて、糸井重里さんが主宰するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」にも連載をしていました。
それだけでも、いかに彼がコンテンポラリーな感覚を持っていたかが窺い知れます。
そして、師と私はほぼ同世代のアラサー。(多分1,2才しか違わないはずです)
こういう同世代の僧侶がいることが、私にとって刺激になるし、また彼の非常にスタイリッシュな”仏教に対するスタンス”って現代の20代、30代に受け入れられやすいんじゃないかな、と思っています。
そのエッセンスを、このブログでもうまく取り込めるよう、考えていきます。
そういうスタンスですと、他にもこのあたりがおもしろいです。
●彼岸寺(私の友人も執筆しています)→http://www.higan.net/
2.つらつら日暮らし http://blog.goo.ne.jp/tenjin95
曹洞宗の僧侶、tenjin95さんのブログです。私が同じ僧侶として「こうありたい!」と思わせてくれる素晴らしい方です。
極めて該博、そして及びもつかないほど多岐にわたる語録・文献を渉猟され、また同時に実践(=修行)され、正にこうした姿こそ本来の僧侶であると、声を大にして言いたいです。
ブログの記事も、曹洞宗の教義は言うに及ばず、他の時代の祖師(高僧)や他の宗派、果ては野球に時事問題まで、多岐にわたっています。まったく頭が下がります・・・。
ちなみに、後から知ったのですが(ブログはハンドルネームで書かれているので、最初は気付かなかった)、師は私の大学時代の大先輩で、寮の隣部屋でした。この「御縁」に感謝です。
ちなみに、大学の先輩ですから、こんなに博識なのに、年齢も私と五指と離れていない・・・。まったくもってすごい先輩です。
中でも特に興味深い記事は以下の2つです。
●反無宗教論→http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/7d9aadb68a49a3d0b3687f9a3b8b8777
・・・これを読むと、いかに「私は無宗教です」と簡単に公言する方が拙い思考でそう思いこんでいるかに気が付かされます。現在も連載継続中。
●現在の寺院が実子相続である理由の独断的見解(1~18)→ http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/c54b3d34b5b948ef95ef9138bce85267
・・・リンク先ページの中ほどにインデックスがあります。「あ~なるほど分かる分かる。」と膝を打ちたくなる名文。お寺嫌いな人もおもしろいと思いますよ。
3.牧師・かねごん日記 http://kanegon.dosugoi.net/
ここで思いっきり逆サイドに蹴ってますね(笑)
金子牧師さんは日本キリスト教団 豊橋教会(国1沿い)の牧師さんです。
同じどすごいブロガーさんで、師と出会ったことこそ、私がここでこのようなブログを始める契機となったのでした。
金子牧師さんは本当に素晴らしい方で、とにかく面白いんです!話も面白いし、気さくなお人柄だし。
そもそも牧師さんとの出会いは、どすごいブログという存在を知った時、たまたま目にとまったのが牧師さんのブログでした。
元々、仏教を勉強するうえでも、他の世界宗教を学ぶことはとても重要だ、と思っていたので、とりわけ世界最大規模の宗教であるキリスト教に興味があったのです。宗教が文化や生活に及ぼす影響、まさにそれを見たくて、新婚旅行で行ったフランスでは、行く先々の街で必ず教会にお邪魔していました。
ただ、このように書くと「単純にキリスト教を利用しているだけなんじゃないか」とかお叱りをうけそうですが、そんなことはまったくないです。現に、『東西霊性交流』という活動が禅文化研究所で行われており、仏教の僧侶がローマ法王に謁見したり、カトリックの神父さんが日本のお寺で坐禅を学ぶ、なんてことを30年も前からされています。
話が脱線しましたが、そんな折に、彼のブログを拝見して、どすごいブログにおいて圧倒的な文章力とおもしろさ、信仰に対する真摯な態度、時には”○○で飲みました”的な聖俗を縦横無尽にわたる話題、そうした文章に惹きつけられたのです。
とにかく思ったのは「牧師さんのブログを読んでいるのに、なぜだか仏教を素直に感じる」ことでした。これは上手く表現できないのですが、とにかくそんな気持ちになったのでした。
ちなみに・・・隠すつもりはありませんし、隠していてもいずれバレるでしょうから(笑)、書きますが、牧師さんのブログにある「牧師、僧侶と語り合う」の僧侶とは、私のことです。
●牧師、僧侶と語り合う① http://kanegon.dosugoi.net/e81160.html
●牧師、僧侶と語り合う② http://kanegon.dosugoi.net/e81911.html
●牧師、僧侶と語り合う③ http://kanegon.dosugoi.net/e82393.html
この記事へのコメント
誉めすぎです(笑)。でもさ、同じ感覚を泰明さんとお話して感じましたよ。違う宗教なのに、話しているとキリスト教の真理を感じるという。。。ですが、同じキリスト教の人と話しているのに「これ、キリスト教か?」という違和感を感じることもあるんですよね。不思議な感覚です。
なにとぞ今後とも宜しくです。
なにとぞ今後とも宜しくです。
Posted by kanegon
at 2011年01月26日 12:55

ほめ過ぎじゃないですよ(笑)ホンネです、本音。
それにしても、かねごんさんと会っていなかったら、間違いなくこのブログはなかったわけで、そう考えると出会いって不思議ですね(笑)
そうそう、お風邪が治ってホントに良かったですね!また遊びにいきまーす。
これからもどうぞよろしくお願いします。
それにしても、かねごんさんと会っていなかったら、間違いなくこのブログはなかったわけで、そう考えると出会いって不思議ですね(笑)
そうそう、お風邪が治ってホントに良かったですね!また遊びにいきまーす。
これからもどうぞよろしくお願いします。
Posted by 泰明@西光寺 at 2011年01月26日 13:13