2011年09月29日

今日は何の日・・・?

道元禅師のお誕生日(1月26日)を俟って始めたこのブログですが、はや8ヶ月が経ちました。皆さま方のお蔭で細々と続けてこられました。ありがとうございます。

で、今日は何の日かと申しますと・・・

曹洞宗を将来した道元禅師と、曹洞宗の基礎を築かれた瑩山禅師(けいざんぜんじ)の亡くなられた日、御命日なのです。

御命日にあたり、何か気の利いたことを書ければいいのですが、学のない泰明はそうともいかず・・・なので、ごくごく基本的なことを書きます。お檀家様や皆さまも是非「へぇ~」と納得していただければと思います。


さて、西光寺のお檀家様の中にも、「西光寺って禅宗だよね」とか「総持寺なんて聞いたことない」と言われる方も多々みえます。

西光寺は曹洞宗に属していますが、この曹洞宗と言うのは、大きなくくりで言えば“禅宗”の中のひとつ。
禅宗は達摩(だるま)大師を祖として、インドから中国に伝えた仏教の教えを言います。日本では、曹洞宗のほかに臨済宗、黄檗宗(おうばくしゅう)があります。

で、その曹洞宗を開かれたのは道元禅師(1200~1253)です。ここまでは皆さんオッケーですか??

そして、禅師の開かれたお寺はご存知、福井県の永平寺、曹洞宗の大本山です。

実は、曹洞宗にはもう一つ大本山があります。
横浜市鶴見区にある総持寺(そうじじ)というのがそれで、石原裕次郎さんのお墓があり、派手な(失礼!)お年忌をすることでテレビに結構出ていますね。

泰明も修行こそしていませんが、総持寺には何度も行ったことがありますし、一度は舘ひろしさんと廊下ですれ違ったこともあります★

この総持寺を開かれた方こそ、瑩山禅師(1264~1325…異説あり)なのです。禅師は、道元禅師から数えると4代目の法孫(弟子)になります。もともとは能登にあった総持寺ですが、明治期に現在の横浜市に移し、今年でちょうど100年。ですので、今年は100周年の記念事業が行われています。

さて、曹洞宗では、“一仏両祖”(いちぶつりょうそ)として、一仏=お釈迦様と、両祖=道元禅師・瑩山禅師を敬い崇めています。いわば、両祖というのは父母のように一対をなし、優しく、そして時に厳しく我々遠孫を見守ってくださる、ということです。

御征忌(ごしょうき…この御命日をこのように呼びます)にちなみ、書かせていただきました。来年はもう少しかっこいいことを書けるように勉強してきます(笑)


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Posted by 泰明@西光寺 at 18:01
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