2011年03月22日

progress!

ブログのような公の場所に下記ようなことを書こうかどうか迷ったのですが、あくまで自分の足跡を残す(=日記)という意味で書きます。「ブログに書くなんて偽善的だ!」とお叱りいただいても構いません。ひけらかすつもりなど(というか、ひけらかすほどのことをやっているわけじゃないし)毛頭ありません。


【石巻市に支援物資が届いた!】

お彼岸に入る前日、名古屋にいる修行仲間からの連絡で、宮城県石巻市のお寺へ支援物資を送るという話がきました。先日の記事にも書いたんですが、私たち修行仲間の一人が石巻市のお寺出身で、そこは海沿いでも高台になっているらしく、津波の被害こそ免れたものの、お寺に400名もの避難者がいらっしゃるとのこと。しかし、副住職であるその修行仲間は石巻市のお寺にはおらず、仕事の関係で平生は東京におり、至急実家(石巻市の)に支援物資とともに帰ることに。それで、彼(副住職)の大学の友人が運送会社なので、三重県からトラックを出す手はずになり、途中愛知に寄って東京へ行き、本人が運転して宮城へ向かうということになりました。

お彼岸法要の前日という事もあり、あわただしくて十分な支援ができたか心もとないですが、毛布やタオル・缶詰・砂糖などをお渡しました。愛知にいる他の修行仲間数人で、割り勘で他の物資(オムツとか歯ブラシとか)を買い、それらとともに東京へ送ったのでした。

それで、一昨日、「石巻市の実家(お寺)へ着いた」との連絡を受けました。正直、私自身は大したことをやっているわけじゃないのに、何やら熱いものが込み上げてきました。大げさに聞こえるかもしれません。確かにそうかも。でも、やっぱり支援物資が届く、というそれは吉報で、何もできない私にとっては「よかった!」と思えた瞬間でした。

詳しく聞いてみると、やはり東京から石巻市への道のりは平坦なものではなかったそうで、積載オーバーでパンクしたり、通行許可を取りに行ったり、様々な困難があったようです。それでも、ハンドルを握るのは他ならぬそのお寺の副住職(修行仲間)なので、一心不乱だったでしょうね。とにかく無事に到着したようで良かったです。



曹洞宗青年会の動き】

曹洞宗の若手僧侶で構成される、曹洞宗青年会という組織があります。全国組織なのですが、主には「宗務所(しゅうむしょ)」という単位で個別に活動しています。この辺りは『東三河曹洞宗青年会』という名称で、”どすごい”エリアの40才未満の僧侶50数名で構成されています。

この青年会からのメールで、支援物資を募っていると昨日連絡がありました。タオルと調味料類(醤油とか砂糖とか)を供給してほしいとのことで、集積場所は豊川稲荷(妙厳寺)でした。


締切が今日の正午なので、さっき行ってきました。(どうやら今日中に送るそう)
まだお彼岸中ということもあり、ご参拝の方も大勢いらっしゃいました。西光寺からはバスタオル・タオル・醤油・サラダ油などを提供させていただきました。

豊川稲荷からの帰り道、ラジオを聴いていたら、Bob Marleyの” One Love”が流れていました。正直、ベタだなぁ、と思っちゃったんですけど(←ひねくれ者だ・・・)サビのフレーズ
One Love, One heart,
Let's get together and feel all right.
というところを何度も聞いているうちに、胸がジーンときました。やっぱりいい曲ですね。キリスト教の世界をご存知の方はもっとこの歌詞を深く理解できると思うのですが、残念なことに私はさっぱり・・・でも、そうでなくても不朽の名曲に変わりはないし、心を打つこのサビのフレーズは共感できます!今、こんな状況下だから余計にそう思えます。さぁ、明日からもぼちぼちやっていこうmushi  


Posted by 泰明@西光寺 at 12:00
Comments(3)ぼ~さんの日常