2011年04月29日

静かで、厳かで、有り難い(山頭火)

ちょっと遅くなりました。

ようやくこの記事が書けます。
先日(4月25,26日)と曹洞宗の大本山、福井県の永平寺に行ってきました。

今回は、永平寺の住職(禅師)の三十七回忌の法要に参列するための上山でした。このエリアから14名ほどの僧侶が参列しました。

なにぶんにも、到着してからというもの、慌ただしくしてしまい、ゆっくり写真を撮ったりもできなかったので、せっかくの精進料理とか、法要とかそういったショットは皆無です(ゴメンナサイ)



さて、到着して受付を済ませて、まず控室へ。ここで着替えをして正装(お袈裟を付ける)します。
その後、すぐに現在の住職さま(前豊川稲荷 妙厳寺の住職)にごあいさつ。この住職様が起居される場所は「不老閣(ふろうかく)」と言われ、永平寺の最北東に位置しています。ちなみに控室の場所は最南西・・・。永平寺に行かれた方はご存じだと思いますが、かなり距離があります。

雪が平然と残っている、うすら寒い永平寺においても、これだけの距離を歩くと(しかも斜面に建っているから軽く山登りicon11)息は切れるし、汗が出てきます(笑)

禅師さま、お元気そうで何よりです。ご挨拶をして、みんなで写真撮影。やはり地元の僧侶ばかりで行ったので、禅師さまとも皆、旧知の仲。ということで、朗らかな笑顔が何度も拝見できて、よかったです。

そして不老閣から、法要会場である法堂へ。ここは「はっとう」と読み、所謂お寺の本堂にあたるところで、388畳もの大伽藍。あんな山の斜面に、あれほどの規模の建築物があるかと思うと(しかも当然木造)、人間の知恵・技術力・信仰心に驚きます。

自分の修行時代を通して、いつ来ても、いつあの場所に立っていても、その荘厳さ、ピーンと張りつめた圧倒的な厳粛さ、清冽な空気感には圧倒されます。自分もこの法堂で7年前に法要の黒子役(準備係)をしていたことを、昨日の事のように思い出します。大変だったなぁ・・・朝1時半起き(正確には”夜”ですよね)で、一人であのでかい法堂を掃除したり、全ての畳にぞうきんがけをしたり(涙)

で、荘厳極まる法要も無事に終わり、参列の僧侶で記念撮影。その後は、客殿で立派は精進料理をいただきました。これは特別な時に特別な方にしかお出ししない精進料理で(写真なしです。ごめんなさい)、2の膳が付いたスペシャルなもの。
全部で9品ほどが漆黒に永平寺の寺紋(久我竜胆:こがりんどう)をあしらった器に飾られており、食べるのが勿体ないほどでした。でも、美味しかった(笑)


唯一の誤算は、想像以上に寒かったこと。と、いうか永平寺自体はそんなに寒くないのですが、法要会場である法堂は常に薄暗く、ストーブもエアコンもなし。だからそこだけ底冷えがして、風邪ひきそうでしたicon04

地元のお寺から修行に行っている何人かの修行僧に会うこともでき、また偶然にも私の修行仲間(同期)がたまたま別の法要で来ていてばったり会ったりと、うれしいサプライズもありました。



何はともあれ、故禅師さまの法要に参列させていただき、また無事に帰ってこられたことを感謝しつつ、今日はこの辺で。  


Posted by 泰明@西光寺 at 14:13
Comments(2)曹洞宗って・・・?